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実験廃液の回収


大学で教育・研究を進める中で、実験等にともなって多量の廃液が発生します。(例:化合物合成の溶媒、分析後の溶液、試料片の脱脂溶剤、機械加工の切削油、写真の現像液など。)これらの廃液には有害な化学物質が含まれており、当然、流し台などから廃棄することはできません。?

岩手大学では、実験廃液を定期的(1ヶ月に2回)に回収し、一括して廃液処理業者に処理を委託しています。回収日には、排出者自身が、廃液の入った容器を大学構内の回収場所へ搬入します。回収場所では技術職員が待機しており、搬入された廃液とその容器が、処理に回せる状態であるかの確認を行っています。

  確認事項の一部
   ・廃液の内容物やその量を、指定の用紙に書いているか。
    … 廃液に何が含まれているのか分からないと、正しい処理ができません。
   ・内容物に応じて、岩手大学で指定した区分の表示がされているか。
    … 含まれる物質やその性質ごとに分別することで、適切な処理が行えます。     
   ・容器の外側が薬品で汚れていないか。
    … 容器に触れた人や物に、薬品が付着する恐れがあります。

不備があった場合は、排出者に改善してもらい、次回以降も気を付けるように注意します。確認が済んだ廃液の容器は、区分ごとに保管され、数時間後には処理業者へと引き渡されます。

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保管中の廃液容器(カラーテープで区分)

実験廃液の回収業務は、化学薬品に関する知識が必要なことから、技術職員が携わっています。今年度は、工学系技術室と農学系技術室から担当者が選ばれました。

化学薬品は、不適切な扱いをすると、環境や人体に悪影響を及ぼしてしまいます。使用時だけでなく、廃棄の際にも細心の注意を払う必要があります。適切に扱うことで、世の中に良い影響を与えられるような成果が上がってほしいですよね。

 

Written by W(化学・生命G)
2012.6.12

Category: 化学・生命技術グループ