令和7年度 核融合科学研究所
技術研究会 参加報告

2026年3月5日(木)、6日(金)、多治見市産業文化センターにて行われた「核融合科学研究所技術研究会」に参加しました。技術職員の専門性向上を目的として特別講演、口頭発表、ポスター発表が行われました。

技術研究会とは

技術研究会は、大学・高等専門学校・大学共同利用機関などで研究を支える技術職員の専門性向上と交流促進を目的とした研究会です。科学技術が高度化・多様化する中で、研究現場を支える技術職員の役割はますます重要になっています。本研究会は、そうした技術者が最新の知識や実践的な経験に触れ、互いに学び合う場として開催されています。

昭和51年に分子科学研究所にて第1回が開催され、現在では分子科学研究所、高エネルギー加速器研究機構、核融合科学研究所の3研究所と大学が隔年で主催しています。

印象に残った発表について

口頭発表で印象に残ったのは工作実習に板金加工を導入する取り組みに関する発表です。
費用を抑えつつ、ケガキ・切断・曲げ加工といった主要な作業を実習内容に盛り込むテーマを設定しており、その工夫が印象に残りました。

また、国際熱核融合実験炉(ITER)内で使用される計測機器に関する解析技術の発表では、巨大構造物の強度解析を行う場合、静的荷重だけでなく地震に代表される動的荷重の影響も考慮すること、さらに、使用環境によっては電磁荷重の検討も求められるなど、目に見えない力を含めて多角的に評価する重要性を学びました。

普段業務で扱っている装置とはスケールが大きく異なり、その差に驚かされました。

参加を通じて

残念ながら今回は聴講のみの参加となりましたが、他機関の実践的な活動を学ぶことができ、貴重な経験となりました。

Written by D.S.
(2026.3.18)

撮影の舞台裏で

先日、本ブログにて、いわてイノベーション推進リサーチパーク事業の広報動画撮影に関するお話をさせていただきましたが、その舞台裏でちょっとしたトラブルが発生していました。

それは、撮影前日の2026年2月4日(水)のこと。
念のため、鋳型造型機の動作確認をしておこうと装置を動かしたところ、完成した鋳型を反転させるためのアーム(下図赤枠部)が動きません。

 左:正常時(アームが上昇する)
 右:今回の不具合(アームが上昇しない)

これはまずいと思い、急いで装置メーカーに連絡したところ、すぐに点検手順書を送ってくださいました。

手順書に従い、各部を点検していきます。

電磁弁の作動、ヨシ!
油圧系統の油量、ヨシ!

とここで、装置の背面側に今まで開けたことのない扉があることに気付きました。

扉を開けてみると、そこには、反転アームを上下に動かすためのローラーとガイドレールが見えました。
そして、目を疑う光景が広がっていました。
鋳型の造型時にこぼれた砂が大量に詰まっていたのです。
(写真は撮り忘れました)

前回の使用から間が空いていたため、砂の水分が完全に抜けて固まってしまい、ローラーとガイドレールの間に挟まって、反転アームが動けなくなっていたものと思われます。

 左:装置背面側の扉を開けた様子
 右:ローラーとガイドレール(清掃後)

砂をきれいに取り除くと、反転アームは正常に動くようになりました。

 左:反転アーム上昇
 右:鋳型の反転

いろいろありましたが、鋳型造型機への理解が深まった出来事となりました。
「使いたいときに動かない」をなくすため、今後も定期的なメンテナンスを心掛けていきたいと思います。

Written by mito
(2026.3.3)