令和4年度後期 作業環境測定

作業環境測定とは、有機溶剤等を取り扱う者の健康を守るために、適正な作業環境を確保・維持することを目的として行う測定・分析のことです。

岩手大学では、有機溶剤等の化学薬品を頻繁に使用する実験室を対象に6ヶ月以内に1回、作業環境測定を行っています。作業環境測定では、有機溶剤等の気中濃度に基づき、3つの管理区分で作業環境の評価を行います。

  • 第1管理区分:作業環境が適切な状態
  • 第2管理区分:作業環境に改善の余地がある状態
  • 第3管理区分:作業環境が適切でない状態

岩手大学では、実験室におけるサンプリング、気中濃度分析と評価を外部の専門業者に委託していますが、適切なサンプリングができるよう、技術職員が測定に立ち会います。立ち会いの際には、室内での作業内容や換気の状況など測定時の様子を詳細に記録します。作業環境測定の結果が「適切でない」又は「改善の余地がある」となった場合には、その原因を特定し改善する必要があるからです。

作業環境測定の立ち会いの様子

令和4年度後期の作業環境測定は無事終了しました。分析結果については後日連絡がくるので、第3管理区分に指定される実験室が出ないことを祈るばかりです。
今後も適切な作業環境の維持に向けて活動していきます。

Written by mn
(2023.3.3)

研修報告

工学系技術室研修2週目に突入です。
本日は、環境・安全技術グループが担当です。
2日間の休暇で疲れは回復されていることでしょうから、今日は、雨の中1日キャンパス内を歩きましょう。

午前中は、環境・安全管理技術グループの概要を聞いていただき、その後廃液回収の状況(下写真)や岩手大学の環境配慮の取り組みを視察いただきました。

午後は、回収した廃液の業者への受け渡しを実施してもらい、化学薬品管理システムによって薬品登録(下写真)をしてもらいました。

最後に、ISO14001取得後の環境保全の取り組みとその一般社会での評価(エコ大学ランキング・地球環境大賞・Eco-1グランプリinいわて・いわて地球環境にやさしい事業所)について説明させていただきました。
ちなみに、明日24日は、藤井学長・小川副学長が出席して東京明治記念館において、第21回地球環境大賞「文部科学大臣賞」の授賞式が執り行われます。
http://www.fbi-award.jp/eco/

written by 環境・安全管理技術グループ
(2012/04/23)