米倉達郎技術専門職員が支援する研究が優秀講演賞を受賞

技術部に所属する米倉達郎技術専門職員が技術支援を行った研究プロジェクトが、第24回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2023)において優秀講演賞を受賞しました。

このプロジェクトは、理工学部地域創生特別プログラム(ものづくり系)の小山猛助教および田鎖翼氏との共同研究によるもので、

受賞題目は「緩速ろ過池清掃ロボットのための濁水環境を考慮した池内広域移動」です。

米倉技術専門職員は、このプロジェクトにおける技術支援やロボットの設計・開発に携わっており、技術部の高度な専門知識とサポートが研究成果に貢献しています。

研究の概要

本研究は、浄水処理技術における課題を解決するためのもので、緩速ろ過法を使用した池の清掃ロボットの開発を目指しています。緩速ろ過法は、微生物の繁殖した藻の層(生物膜)を利用した浄水処理法ですが、生物膜の過剰繁殖による目詰まりが課題です。これを解決するため、浄水供給を停止せずに池全体を効率よく清掃できるロボットの設計・開発が進められています。

この清掃ロボットは、池内の濁水環境を考慮し、広域的に移動しながら清掃作業を行うもので、移動方法の検討や制御系の設計、実地実験の成果が発表されました。

ロボットのメンテナンスを行う小山猛助教(米内浄水場にて)

今回の受賞は、技術部の支援の成果

今回の受賞は、技術部が提供する技術支援の重要性を再確認するものとなりました。米倉技術専門職員は、プロジェクトの進行において不可欠な役割を果たし、ロボット技術の高度化に向けたサポートを行いました。技術部は、今後も研究者のニーズに応じた技術支援を通じて、さまざまな研究成果の実現を支えていきます。

関連リンク: 小山猛 助教のホームページ

Written by yone
(2024.10.09)