低温室見学がありました(大阪大学低温科学支援部門のみなさま)

この度、大阪大学低温科学支援部門のみなさまが、本学低温室の見学にいらっしゃいました。

岩手大学低温室見学

  • 日時:2026年8月7日(金) 10:00~12:00
  • 見学者:大阪大学 コアファシリティ機構 低温科学支援部門 吹田分室 教職員5名
  • 見学場所:極低温発生装置室、地域共同研究棟110室、磁場活用ラボ

吹田分室では、年に1度「他大学訪問」という名目で、他大学のヘリウム液化施設等を訪問しているとのことで、今回はご縁があり、岩手大学の見学となったそうです。

大阪大学と岩手大学では、低温施設の規模が異なりますが、低温室の運営や設備の保守管理・安全管理など様々な点で情報交換することでき、大変有意義な時間となりました。

Written by 低温室スタッフ
(2026.8.31)

R8中学生ものづくり体験セミナーが開催されました

例年この時期に、盛岡市および奥州市の中学生を対象に開催されるものづくり体験セミナー。
今年度も岩手大学ものづくり研究棟を会場に開催されました。
奥州市のセミナーは、記念すべき20回目の開催となりました。

理工学系技術部スタッフは、鋳型の造型指導や、中学生の皆さんがやすりで手仕上げをする前の前処理作業を担当しました。

担当スタッフ(理工学系技術部)
 中村 光輝  数理・物理・材料科学グループ
 伊藤 達博  数理・物理・材料科学グループ

第27回いわて・子ども・ものづくりセミナー

  • 日時:令和8年7月29日(水) 10:00~12:00(実習)
  • 参加者:12名(盛岡市中学生)

第20回奥州中学生ものづくりセミナーin岩手大学

  • 日時:令和8年7月30日(木) 13:00~15:30(実習)
  • 参加者:13名(奥州市中学生)

左:鋳型の造型指導
右:手仕上げ前の作品の冷却

<これまでの取り組み(関連記事)>
R7中学生ものづくり体験セミナーが開催されました
https://eng.tech.iwate-u.ac.jp/top/?p=11637

Written by mnaka & mito
(2026.8.4)

撮影の舞台裏で

先日、本ブログにて、いわてイノベーション推進リサーチパーク事業の広報動画撮影に関するお話をさせていただきましたが、その舞台裏でちょっとしたトラブルが発生していました。

それは、撮影前日の2026年2月4日(水)のこと。
念のため、鋳型造型機の動作確認をしておこうと装置を動かしたところ、完成した鋳型を反転させるためのアーム(下図赤枠部)が動きません。

 左:正常時(アームが上昇する)
 右:今回の不具合(アームが上昇しない)

これはまずいと思い、急いで装置メーカーに連絡したところ、すぐに点検手順書を送ってくださいました。

手順書に従い、各部を点検していきます。

電磁弁の作動、ヨシ!
油圧系統の油量、ヨシ!

とここで、装置の背面側に今まで開けたことのない扉があることに気付きました。

扉を開けてみると、そこには、反転アームを上下に動かすためのローラーとガイドレールが見えました。
そして、目を疑う光景が広がっていました。
鋳型の造型時にこぼれた砂が大量に詰まっていたのです。
(写真は撮り忘れました)

前回の使用から間が空いていたため、砂の水分が完全に抜けて固まってしまい、ローラーとガイドレールの間に挟まって、反転アームが動けなくなっていたものと思われます。

 左:装置背面側の扉を開けた様子
 右:ローラーとガイドレール(清掃後)

砂をきれいに取り除くと、反転アームは正常に動くようになりました。

 左:反転アーム上昇
 右:鋳型の反転

いろいろありましたが、鋳型造型機への理解が深まった出来事となりました。
「使いたいときに動かない」をなくすため、今後も定期的なメンテナンスを心掛けていきたいと思います。

Written by mito
(2026.3.3)

岩手大学・岩手医科大学による使用済みMRIからの液体ヘリウム回収について、ガスレビューに記事が掲載されました

岩手大学は2025年12月23日、岩手医科大学の使用済みMRIから液体ヘリウムを回収し、自大学のNMRへ供給することに成功しました。 これは、液体ヘリウムを液体のまま移送する「逆トランスファー」方式を用いた点が大きな特徴です。

この取り組みが、産業ガス業界専門誌のガスレビュー No.1074[2026.2.15]に掲載されました。

ガスレビューP5
ガスレビューP6

ガスレビュー No.1074 [2026.2.15] 5,6ページに掲載。
ガスレビュー社の許諾を得て転載しています。
「ガスレビュー社に無断で転載することを禁じます」。

回収量

  • 液体ヘリウム:100 Lデュワー × 5本(計500 L)
  • ヘリウムガス:1 m³バッグ × 3基(計3 m³)

意義

  • 大学間連携によるヘリウム資源の有効活用
  • 使用済みMRIの廃棄時に大気放出されていたヘリウムの回収
  • 液化機を持たない機関でも導入可能な新方式
  • 国内のヘリウム自給率向上に寄与

 回収プロセス

  1. MRIの安全な消磁(クエンチを起こさない方法) → 2000 Lのうち約800 Lが残る
  2. トランスファーチューブを接続し加圧
  3. 液体ヘリウムをデュワーへ移送(逆トランスファー)
  4. ボイルオフガスはガスバッグで回収
  5. 岩手大学へ運搬し、NMR・液化機へ供給

技術協力と広域連携

  • 大阪大学、岡山大学が技術支援
  • 岡山大学が進める HeliGet(ヘリゲット)事業 の一環
  • 中四国・播磨地域での HeReNet(ヘリウムリサイクルネットワーク) とも連携
  • 今後は北東北を中心に外部リサイクルの輪を広げる方針

<関連リンク>
岩手大学HP
【プレスリリース】研究・医療資源を連携活用!希少資源であるヘリウムガスを回収・再液化し 「地域循環リサイクル」へ
https://www.iwate-u.ac.jp/info/news/2025/12/007100.html

<関連記事>
岩手大学・岩手医大と連携したヘリウム回収プロジェクト
https://eng.tech.iwate-u.ac.jp/top/?p=11996

Written by mnaka
(2026.2.16)

いわてイノベーション推進リサーチパーク事業の広報動画撮影に参加しました

本学研究支援課では、現在、「いわてイノベーション推進リサーチパーク」事業の取り組みを紹介するためのPR動画の作成を行っています。
この動画では、本学の特色ある研究分野の映像を盛り込みたいとのことで、ものづくり技術研究センター鋳造部門に撮影の協力依頼がありました。
その撮影が2026/2/5(木)に行われましたが、業務支援を行っている私も参加させていただきました。

「いわてイノベーション推進リサーチパーク(通称:I-waRP【アイワープ】」とは・・・

岩手大学、岩手県、盛岡市、いわて産業振興センター、岩手県工業技術センターが強力に連携し、研究成果の社会実装から地域産業振興までを切れ目なく支援するバーチャルなイノベーション拠点の総称。
 いわてイノベーション推進リサーチパーク(I-waRP)公式HP
  https://i-warp.jp/

製造過程(鋳型の造型作業および溶解作業)や、これまでの研究で製作された鋳造品サンプルの撮影が行われました。
外部の専門業者による撮影ということもあり、現場は終始緊張感が漂っていました。

動画の完成はまだ先とのことですが、撮影された映像が、企業と本学の研究とのよりよいマッチングに役立つといいなと思いました。

Written by mito
(2026.2.12)