東北地区技術職員研修(平成27年度)

私たち技術系職員の研修の場として、毎年秋に開催されている「東北地区技術職員研修」。
平成27年度の今回は、岩手大学が当番校でした。

 

平成27年度東北地区国立大学法人等技術職員研修

  • 日時 : 平成27年9月16日(水)~18日(金)
  • 場所 : 岩手大学工学部復興祈念銀河ホール、工学部ものづくり協創工房 他
  • 内容 : 講義、技術発表(口頭発表、ポスターセッション)、技術情報交換会、実技

 

岩手大学での開催は6年ぶり。
(※前回は平成21年度。)
技術部には、工学系技術部のほか農学系技術部と情報技術部がありますが、3つの技術部が協力して研修計画を練りました。
今回、準備や運営についての役割分担は、各技術グループごとに行うこととしました。
以下、写真と共に担当者からのコメントを紹介します。

【口頭発表】
(担当:化学・生命技術グループ)

口頭発表では、聴講の参加者に研修の一環として座長と計時を担当していただきました。
発表者数と聴講者数の関係から、一人の発表者を一人の座長が担当するという変則的な方法をとりました。
そのため、専門性を無視した組み合わせとなりましたが、お陰様でスムーズに進行し終えることができました。
また会場からは、活発な質疑がありました。

口頭発表

(by 口頭発表担当H)

 

【ポスターセッション】
(担当:機器分析技術グループ)

ポスター発表も研修の一環ということで、新たな試みとして、他の発表者ともディスカッションできるよう、個別にコアタイムを設定しました。
ところが、ふたを開けてみると、「全員がコアタイム」状態になってしまいました・・・。
ポスターボードにコアタイムを掲示すればよかったかも・・・。
でも、「全員がコアタイム」ということは、活発なディスカッションが行われたということですよね!?
皆様、ご協力ありがとうございました。

ポスター発表

(by ポスター発表担当N)

 

【実技:電気自動車の分解・組立】
(担当:ものづくり技術グループ)

電気自動車の分解組立の実習では、自動車と機械要素の確認、分解・組立作業、確認作業に関する実習とその教材・実習内容についての検討を行いました。
今回の実習では、組立時の“力加減”をつかむ訓練など、新しい実習内容を試験的に行い、ご好評とご意見を頂戴しました。
それは受講者の技術習得だけでなく、今後の学生実習の改善に繋がるものとなりました。


H27東北技職研(EV)藤﨑撮影分 (42)

(by 電気自動車実技担当T)

 

【実技:地域貢献向けラジオの製作/センサネットワークの基礎】
(担当:電気情報技術グループ)

午前中は、「地域貢献活動向けラジオの製作」というテーマで実習を行いました。
前半は、地域貢献のイベント主催者という立場で部品セットの準備(ハンダ付け等)を行い、後半はイベントの参加者という立場でラジオの組み立てを行ってもらいました。

午前(ラジオ)

午後は場所を移し、「センサネットワークの基礎」ということでArudinoマイコンとZigBee無線モジュールを使用してセンサネットワークを構築しました。
4人グループになって行う研修で、色々とトラブルもありましたが、無事ネットワークを構築するところまで終えることができました。

午後(Arudino)

(by ラジオ&センサネットワーク実技担当N)

 

各グループごとに、研修をよりよいものにしようと様々な工夫がなされていたようですね!!

 

と、ここまでは準備する側の紹介でしたが・・・
農学系技術部担当の実技に、工学系技術部から参加したメンバーもいました。
その参加レポートもあわせて紹介します。

【実技:都市近郊型圃場管理のフィールド技術/中山間地域(産業動物)フィールド技術】
(担当:農学系技術部)

午前中は、滝沢農場にて水田や果樹園などで栽培されている農産物の紹介のあと、農場で収穫されたブルーベリーの加工実習を行いました。
写真は、滝沢農場開設以来40数年の間肥料を与えていない実験水田の様子です。

滝沢

午後は、御明神牧場にて牧場の管理および防疫対策についての説明のあと、牛舎内の見学を行いました。
写真は、防疫のために使い捨て紙つなぎを着用した参加者と牧場で生まれた子牛の様子です。

御明神

(by 研修参加者・工学系S)

 

多くの方々にご協力いただき、無事3日間の研修を終えることができました。
ありがとうございました。
限られた時間ではありましたが、参加された皆さんにとって有意義な研修だったと感じていただけたなら、当番校としてはひと安心です。

 

Written by mito
(2015.9.28)

技術部SD研修(平成27年度)

平成27年度第1回目の技術部SD研修が行われました。

※SDとは、Staff Development の略で、「職能開発」などと訳されます。

 

平成27年度岩手大学技術部SD研修

  • 研修内容 : キャリア・デザイン講座
  • 講   師 : PHP認定上級ビジネスコーチ 平野 順子 氏
  • 日   時 : 平成27年9月4日(金) 9:00~16:00
  • 場   所 : 岩手大学工学部一祐会館大会議室

 

今回は、主に工学系技術部のメンバーが参加しました。
研修は、朝から夕方までと長丁場でしたが、
グループワークがメインだったこともあり、それほど長くは感じませんでした。
今回教わった内容は、個人に仕事にと応用が利くそうなので、
様々な場面で活用していきたいと思いました。

20150904_SD研修

 

なお、今年度2回目の研修は、平成28年1月8日開催予定です。

Written by mito
(2015.9.10)

子どもものづくりセミナー開催(平成27年度)

毎年この時期の恒例行事となっている子どもものづくりセミナー
今年も、盛岡市近郊および奥州市の中学生を本学に迎え開催されました。
工学系技術部のスタッフは、午後からのペン皿づくりの指導にあたりました。

 

第17回いわて・子ども・ものづくりセミナー

鋳造学習-アルミを溶かしてペン皿を作る

  • 日時:平成27年8月3日(月) 13:00~15:30
  • 場所:岩手大学ものづくり研究棟鋳造実験室
  • 受講者:9名(盛岡市近郊の中学生)
  • 指導スタッフ(工学系技術部):

小綿 利憲 (第一技術室長)
菊池 護   (機械工学技術グループ)
伊藤 達博 (材料機能技術グループ)

 

第11回奥州子どもものづくりセミナーin岩手大学

鋳造実習-アルミを溶かして「ペン皿」つくりにチャレンジ

  • 日時:平成27年8月5日(水) 13:00~15:30
  • 場所:岩手大学ものづくり研究棟鋳造実験室
  • 受講者:18名(奥州市の中学生)
  • 指導スタッフ(工学系技術部):

小綿 利憲 (第一技術室長)
菊池 護   (機械工学技術グループ)
伊藤 達博 (材料機能技術グループ)

 

両日ともとても暑く、熱中症の心配もありましたが、
誰一人リタイアすることなく、ペン皿をつくりあげることができました。
また、最後にヤスリ掛けをして仕上げるのですが、
まるで職人のようなヤスリさばきをする子がいてとても驚きました。

※今回はうっかりしており、作業中の写真を撮り忘れてしまいました。
文章のみでお楽しみください。

 

Written by mito
(2015.8.10)

平成27年度工学系技術部歓迎会

先日、平成27年度工学系技術部歓迎会が行われました(2015.6.24)。

今年度は、2名の方をお迎えしました。

  • 中川 美智子 さん
    工学系第三技術室 環境・安全管理技術グループ
  • 太田 敏貴 さん
    工学系第三技術室 ものづくり技術グループ

 

歓迎会は、船﨑工学系技術部長の乾杯に始まりそして歓談。
船﨑部長のとなりに座った新人お二人の緊張もほぐれたところで、
いよいよ自己紹介タイムとなりました。

新人さんに興味深々の先輩職員たち。
いろいろな質問が飛び交います。

 

珍(!?)質問すぎて、回答に困ったり・・・

20150624_01

 

質問を聞き逃すまいと、神妙な面持ちで話を聞いていたり・・・

20150624_02

 

親睦を深めるよいひとときとなりました。

 

最後はやはり記念撮影。
店を出てすぐの、ちょうどよい撮影スポットへ移動しました。
(○○さん、こっちですよー。 早く早く!)

20150624_03

 

全員そろってパチリ!

20150624_04

 

 

最後に、お二方からのコメントを紹介します。

 

20150624_05 技術職員として採用して頂き、5月1日より環境・安全管理技術グループに配属となりました中川美智子です。
業務は、安全衛生管理室と兼務となり、化学薬品や高圧ガスの登録や管理、廃液回収や各種問い合わせへの対応、化学物質に関する届出や報告等を行っております。
業務を進める上で、関係する法規が数多く、今まで目にすることのなかった法規などもあり四苦八苦しながら取り組んでいます。
「大学の中で薬品について一番詳しくなるように!」とのことですので、日々学ばせて頂きながら仕事に望みたいと思います。
多くの方にお世話になりまたご迷惑をおかけするかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 

20150624_06 ものづくり技術グループ(高度試作加工センター)の太田敏貴です。
専門は自動車工学です。
日々先輩方の技術を吸収し、一日でも早く業務をこなせるように努力したいと思います。
また、他分野の知識や技術を身に付けスキルアップに繋げて行きたいと思います。
よろしくお願いいたします。

 

新たに2名が加わった工学系技術部。
どうぞよろしくお願いします!

 

Written by mito
(2015.6.26)

研究室学生向け 実験系廃棄物に関する説明会

工学部では、実験で使用した廃棄物を「実験系廃棄物」として分別回収しています。

先日、支援先研究室の教員より依頼を受け、
研究室の学生を対象とした実験系廃棄物に関する説明会を開催しました(2015.5.1)。

参加したのは、2研究室の学部4年から修士2年までの約40名。
お昼休みの研究室ミーティングの時間約30分をいただき、スライドを使って説明しました。
配属されたばかりの4年生には難しい内容だったと思いますが、
これを機に、分別に対する意識が高まってくれることを願っています。

技術系職員の業務のひとつに、実験系廃棄物回収時の立ち会いがあります。
現在は、回収のたびに分別が不十分なゴミが見受けられ、
その場で分別開始!といったこともしばしば起こり苦労しています。
このような説明会を通して、学生さんにも正しい分別方法が浸透すれば、
立ち会い業務も楽になるのでは・・・と思いました。

20150501_実験系廃棄物説明会

 

 

Written by mito
(2015.5.1)