松園公民館 体験学習会「ゾートロープをつくろう」

 

12月25日(木)、松園公民館で開催された体験学習会に、

「ゾートロープをつくろう」のテーマで参加してきました。

幼稚園~小学校5年生までの計11人が集まり、賑やかながらも熱心に話を聞いてくれました。

 

今回は2時間程度の時間をいただき、以下の構成で進めました。

・ 仮現運動とは?

・ 仮現運動が利用されている物の紹介(テレビ、ゾートロープ等々)

・ ゾートロープを作ってみよう(自分で絵も描いてみよう)

・ アンケート(他に興味のあること、不思議だと思っていることはありますか?)

 

sIMG_2145

 

「仮現運動」とは?

異なる位置の2つの図形を連続で見た時に、脳がその間を補間し、

実際には動いてなくても動いて見えてしまう、この仮の動きを仮現運動と言います。

学習会では以下のような例を挙げました。みなさんにはどのように見えるでしょうか?

 

 

どっちに回る? 瞬く間に向きが変わる!?

( + と × の2枚の画像を切り替えているだけですが、回転しているように知覚されます。)
cross

 

仮現運動は2つの図形の最短距離で現れますが、2つの距離が離れるほど見え辛くなります。

同じ時間・同じ始点と終点でも、間の絵(コマ)の数を増やすほど、

補間される距離は短くなり、自然な動きに見えます。

・2コマ/秒
bar2

 

・3コマ/秒
bar3

 

・5コマ/秒
bar5

 

・9コマ/秒
bar9

 

仮現運動を体験してもらった後は、全員に自分だけのゾートロープを描いてもらいました。

初めて描くのはパラパラまんがよりも難しいはずですが、

「上手くできた!」という子が多く、喜んでくれていました。

(作品の写真を撮らせてもらえばよかったと後悔しました・・・)

 

最後にアンケートとして、他に気になっていることを教えてもらいましたが、

宇宙、地球、生命の根源的な部分への質問が飛び交い、非常に驚きました。

 

今年から始めたこのテーマも、気がつけばもう4回目の実施になりました。

そして今回は初めて「講義形式」との依頼を受け、慣れない準備に悪戦苦闘。

先輩方から多くのアドバイスをいただき、なんとか流れを作ることができました。

本当にありがとうございました。

 

Witten by dnaka
2014.12.26