切削加工ドリームコンテスト「芸術賞」

DMG森精機(工作機械メーカ)が主催する第12回切削加工ドリームコンテストへ応募しました。
応募した作品は、以下のもの。

結果、「芸術賞」。

fig02

作品は第28回日本国際工作機械見本市(2016年11月17~22日,東京ビッグサイト)の
ブース内にて展示され、授賞式もそのイベントの一部として行われました。

切削加工ドリームコンテストHP
https://www.dmgmori.co.jp/corporate/dreamcontest/

加工モデルや作品テーマは自由。大学や研究機関はアカデミック部門に分類されます。
今回、当部門への応募数は16作品。

このコンテストに取り組む上で注意したことは、日頃の業務に役立つ加工内容であること。

加工の相談や製作にご協力頂いた方々に感謝申し上げます。

Written by k
(2016.11.28)

きたかみ・かねがさき テクノメッセ2015 コマ大戦 出場!!

きたかみ・かねがさき テクノメッセ2015 コマ大戦に「岩手大学 高度試作加工センター」チームとして出場しました。

開催日:2015年10月4日(日)
開催場所:北上総合体育館(北上総合運動公園内)

大戦といっても土俵の上でコマとコマをぶつけ合う競技。しかし、「戦」 ガチですね。
全20チームのトーナメント戦。
勝つには、相手より長く回り続ける or 相手を場外へ送り出すのどちらか。
*これ以外にもルールはありますが、詳しくは公式HPを確認下さい。
検索キーワード「全日本製造業コマ大戦」

初参戦なので分からないことばかりですが、できるならカッコよく負けたい!!
加工センター職員、全総力をあげて製作したMyコマがこれです。
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1回戦 実はシード。くじ運、大事です。
2回戦 1投目、失投。指先のウォームアップが足りません。
3回戦 準々決勝。冷や汗かきましたが・・回り続けます。
4回戦 決勝。まさかの「勝ち」

詳しい内容は、作戦バレの恐れがありますのでシークレット。
直接お尋ね下さい。

高校チームと釜石チームを倒し、心を鬼した無情の勝利。
勝負の世界は厳しいのです。

仕事の合間に加工センター皆さんで頭を悩ませた苦労の結果でしょうか。
「優勝」素直に嬉しく思います。

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感じたこと
製作の初期段階では試合の勝敗はほとんど「運」と思っていましたが、
試作を重ねていくうちに勝つには理由があると気付きました。
今回のコマは、ハイスペックマシーンではなく回し手(投手)に優しいコマを選択。
人にやさしいコマ。人に寄り添えるマシーンを考えるって大事なんですね。
只々、勉強になります。

Written by K
(2015.10.5)

高大連携事業 加工実習

平成27年8月5日(水)~7日(金) 黒沢尻工業高校の専攻科の学生を迎えて、加工実習を行いました。

高大連携事業として、数年前から実習形式で行われている本講習。

今年は4名の学生を迎え、岩手大学で研究が行われている鋳造を軸に鋳型のデザイン・加工、そしてその鋳型を使った鋳造実習を行いました。

 

鋳型とするのは、この葉っぱ型のコースター

コースターの鋳型
コースターの鋳型

この中央部に自分の好きなデザインを作ってもらいました。

 

1日目 CAD・CAM実習

初日はまずCADを使って、学生に自分の好きなものや思いついたデザインを設計してもらいました。

午後はCAMを使い、設計した鋳型を工作機械で加工するためのプログラムを作成しました。

(CAM・・・CADデータを基に、工作機械の加工動作を制御するプログラムを作成するためのツール)

CAD実習の様子
CAD実習の様子

 

2日目 オープンキャンパス(施設見学)

本学でオープンキャンパスが開催されていたこともあり、それに合わせて大学の見学をしてもらいました。

大学で行われている研究や、それに使用される設備を見学して、岩手大学のことをより知ってもらうことができました。

 

施設見学の様子
施設見学の様子

 

3日目 機械加工 鋳造実習

いよいよ初日に設計した鋳型が形になる日です!

午前中は工作機械を使って、鋳型を加工しました。

(写真は残念ながら、取り忘れました、、、)

 

午後からは鋳造実習でした。

自分がデザインした鋳型を製品にするべく、型崩れしないよう、丁寧かつ力強く砂型を作製していました。

鋳造実習の様子
鋳造実習の様子

 

最後は誰も大きな失敗することなく、無事製品を完成させることができました!

 

鋳型を設計するところから、加工、鋳造までの流れを経験してもらうことができた本実習は

普段の学校での実習とは異なる有意義な経験になったのではないでしょうか。

この経験を少しでも今後に活かしてもらえたら、と思います。

 

Written by yo

2015.08.20