小綿副技術室長の発表が新聞に掲載される

7月27日(水)開催の「研究成果報告会2011(JSTイノベーションサテライト岩手主催)」にて、
当技術室 小綿利憲 副技術室長が

「自動車車体用高マンガン鋼スクラップをリサイクルした高性能鋳造品の開発
~被災自動車のリサイクル技術(平成19年度シーズ発掘試験採択課題)~」

を発表し、翌7月28日(木)の岩手日報8面(経済面)にて大きく報じられました。
紙面では

「Mnが多い鋼を利用した鋳鉄製品は固くてもろい組織(チル化)になる。この課題を解決するため、Mn含有量が0.5~1%(通常0.2%程度)と高い鋼スクラップを溶かす際に希土類元素やアルカリ土類金属を添加することで黒鉛粒数を増やし、チル化を大幅に抑制した球状黒鉛鋳鉄の製造に成功した。(岩手日報2011年7月28日付け朝刊より引用)」

と紹介されており、この技術が、津波で被災した自動車のリサイクルに活用されるものと期待が高まっています。

◆「被災車両 活用可能に」盛岡で研究成果報告会 技術開発など発表
7月28日(木)岩手日報8面に掲載

「防災リーダーコース」 テーマ5(津波)

地域を支える「エコリーダー」「防災リーダー」育成プログラム

この育成プログラムは社会人を対象に、環境問題や地域防災活動の重要性を地域、学校、職場などへ伝え、そこでの活動を牽引するリーダーを育成することを目的として、「エコリーダー育成コース」と「防災リーダー育成コース」の2コースを設けて開講されているプログラムです。

プログラムHP http://www.cande.iwate-u.ac.jp/SeLSEC/

このプログラムは社会環境工学科が中心となって運営しており、いくつかのテーマにおいて土木・環境技術分野のスタッフも講義や事務局運営等の支援を行っており、地域貢献の一環でもあります。ここでは分野のスタッフが関わったことについて、何回かに分けて紹介しています.今回は第7回目です.

10月9日(土)

津波に関する講義と通常の波と津波の違いを理解できるような実験を行っています

実験で使用している水路は長さ26m、幅0.8m、深さ1m の2次元造波水路で、一定周期で波高の同じ波(規則波)や周期が不規則で波高もその都度異なる自然に近い波(不規則波)、津波(孤立波)を発生させることができます。水路中には沖合から陸地までの地形をイメージしたスロープと陸地部分が設置されており、沖合での波が陸に近くなるに従って変化していく様子も観察することができます。

(写真1 波の解説)

実験の中で津波を実際に受けて、津波の強さを体験してもらっています。(以下は過去の記録です)
津波の大きさは10cm程度ですが、津波が迫ってくると緊迫感が増すようです(写真2)
そして波を受けた瞬間、想像以上の強さにほとんどの方が驚かれます(写真3)
さらに2~3cmほど大きな津波を受けてもらうと、その強さの違いに、さらにビックリ!

(写真2 津波を受ける準備)

(写真3 津波を受けた瞬間)

これが50cm、1mだったら…
実体験を通じて想像することもできると思いますし、津波警報・注意報での50cmの津波が予想されますとの現実味を改めて考えさせられるのでは…との思いを抱きながら実験を行っております。

「防災リーダーコース」 テーマ4(洪水)

地域を支える「エコリーダー」「防災リーダー」育成プログラム

この育成プログラムは社会人を対象に、環境問題や地域防災活動の重要性を地域、学校、職場などへ伝え、そこでの活動を牽引するリーダーを育成することを目的として、「エコリーダー育成コース」と「防災リーダー育成コース」の2コースを設けて開講されているプログラムです。

プログラムHP http://www.cande.iwate-u.ac.jp/SeLSEC/

このプログラムは社会環境工学科が中心となって運営しており、いくつかのテーマにおいて土木・環境技術分野のスタッフも講義や事務局運営等の支援を行っており、地域貢献の一環でもあります。ここでは分野のスタッフが関わったことについて、何回かに分けて紹介しています.今回は第6回目です.

9月25日(土)

洪水に関する講義といくつかの洪水現象について、水理実験装置や模型実験を通して理解を深めてもらっています。

堤防が整備され河川の氾濫(外水氾濫)の被害が軽減された地域でも、場合によっては違った要因で宅地側が水に浸かるという被害例(内水氾濫等)も報告されてます。例として、宅地内水路の排水が樋門を通じて排水されている場合、河川の水位と樋門水路側の水位によって水がどう動くのか? 河川水位が高く樋門から水が逆流するような状態で樋門を閉め、宅地側に多量の降雨があり水路に多量の水が流入してきた場合どのような状況になるのか? 座学ではなかなか理解しにくい状況を、模型実験(写真1)を通して受講生自らが状況を操作し、その違いを確認することによって理解を深めてもらいます。

(写真1 堤防と樋門の効果について)

次は堤防の決壊モデルの模型実験です。
受講生の皆さんに“砂遊び感覚”で堤防を自作してもらい(写真2)、河川の水位を徐々に上昇させていきます。砂で造った堤防でも、水位の上昇中に崩れることはなく、堤頂部を越流した瞬間から一気に崩壊に至る(写真3)という状況を見ることができます。この崩壊現象は見方を変えれば、山間部で斜面災害により河道を土砂が塞いでしまい土砂ダムが形成された場合の、土砂ダム崩壊現象の一例と捉えることもできます。

(写真2)

(写真3)

「防災リーダーコース」 テーマ3(火山+防災関連施設視察研修)

地域を支える「エコリーダー」「防災リーダー」育成プログラム

この育成プログラムは社会人を対象に、環境問題や地域防災活動の重要性を地域、学校、職場などへ伝え、そこでの活動を牽引するリーダーを育成することを目的として、「エコリーダー育成コース」と「防災リーダー育成コース」の2コースを設けて開講されているプログラムです。

プログラムHP http://www.cande.iwate-u.ac.jp/SeLSEC/

このプログラムは社会環境工学科が中心となって運営しており、いくつかのテーマにおいて土木・環境技術分野のスタッフも講義や事務局運営等の支援を行っており、地域貢献の一環でもあります。ここでは分野のスタッフが関わったことについて、何回かに分けて紹介しています.今回は第5回目です.

9月4日(土)

午前中は地震を起こす活断層に関する講義を行い、その中で小麦粉を用いた逆断層のモデル実験と空中写真を用いた地形判読実習を行いました。
午後は岩手県八幡平市のイーハトーブ火山局に行き、岩手山の火山防災に関する資料の見学や火山防災に関する講義が行われました。

(写真1 逆断層のモデル実験の様子1)

(写真2 逆断層のモデル実験の様子2)

(写真3 空中写真判読の様子1)

(写真4 空中写真判読の様子2)

(写真5 イーハトーブ火山局の様子1)

(写真6 イーハトーブ火山局の様子2)

「防災リーダーコース」 テーマ2(地震被害現場等視察研修)

地域を支える「エコリーダー」「防災リーダー」育成プログラム

この育成プログラムは社会人を対象に、環境問題や地域防災活動の重要性を地域、学校、職場などへ伝え、そこでの活動を牽引するリーダーを育成することを目的として、「エコリーダー育成コース」と「防災リーダー育成コース」の2コースを設けて開講されているプログラムです。

プログラムHP http://www.cande.iwate-u.ac.jp/SeLSEC/

このプログラムは社会環境工学科が中心となって運営しており、いくつかのテーマにおいて土木・環境技術分野のスタッフも講義や事務局運営等の支援を行っており、地域貢献の一環でもあります。ここでは分野のスタッフが関わったことについて、何回かに分けて紹介しています.今回は第4回目です.

8月21日(土)

2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震の被災現場の見学を行いました。
震災により通行不能となった国道342号を須川温泉までバスで移動し、いたる所に見える斜面崩壊の跡や復旧された道路の状況を見学しました。
午後は落橋した祭畤大橋と、震災直後のまま残されている祭畤大橋の秋田側の斜面崩壊跡地の見学、および市野々原河道閉塞現場の見学を行いました。

(写真1 車窓から見える斜面崩壊跡地の様子)

(写真2 国道342号の災害復旧現場の様子)

(写真3 落橋した祭畤大橋)

(写真4 斜面崩壊した祭畤大橋秋田側の様子)

(写真5 市野々原河道閉塞現場見学の様子)

(写真6 市野々原河道閉塞の本復旧水路)