富山大学技術職員研修にて講師を務めました

9月8日(木)に富山大学で開催されました、 R4年度技術職員研修の中で、化学・生命技術グループの藤崎聡美技術専門員が、近年の特徴的な業務の一つである「動画配信・編集等」に関して、本学理工学系技術部および学内での取り組み状況について講演(事例紹介)いたしました。

昨今の社会事情により、どの大学でも、オンライン用教材として動画や映像を用いるケースが増加しています。しかし、そのためのスキルや知識を有する職員が身近にいるとは限りません。

そういった背景から、今回富山大学では、将来的に汎用化されるであろう動画関係のスキルに焦点を当て、技術職員研修のテーマにされたそうです。

研修は2部構成で、前半は情報セキュリティーについての紹介、後半は動画を用いた各大学の情報発信事例紹介として、岩手大学および愛媛大学より講演を行いました。本件に該当する部分のプログラムを以下に抜粋します。

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R4年度 富山大学技術職員研修
日時:2022年9月8日(木)13時半開始

第2部《 動画による情報発信事例の紹介 》

■「情報発信をベースに、どれほど業務を展開できたか」
  ~ 配信・動画編集事例の紹介 ~
  講 師:岩手大学 技術部
  理工学系技術部 技術専門員 藤崎 聡美 氏

■「高圧ガス保安教育講習用動画作成における留意点」
  講 師:愛媛大学 学術支援センター
  物質科学研究支援部門
  技術専門員 鎌田 浩子 氏

■座 長:五福地区技術部 桐 昭弘(富山大プログラムより抜粋のため敬称略)
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富山大学技術職員のみなさま。
この度は良い機会を作っていただき、ありがとうございました。



講演後の質疑応答では、いろいろな視点からのご質問をいただき
良い議論ができました。

【参考】
 富山大学五福地区技術部HP
 http://www3.u-toyama.ac.jp/gijutsu/
 愛媛大学工学部等技術部
 http://www.tec.ehime-u.ac.jp/index.html

NMR装置利用講習会


NMR装置を頻繁に利用することが決まっている4年生を対象に、装置利用の講習会を行いました。

NMR(Nuclear Magnetic Resonance:核磁気共鳴)とは、有機化合物の分子構造を明らかにするための装置です。
サンプルによりますが、最短5分程度で測定結果を得ることができます。

講習会の様子とNMR装置


装置を正しく安全に利用してもらうため、装置担当者は1回の講習会で3~4名ずつに丁寧に説明します。
今年度は30名の学生が受講してくれました!

Written by mt
(2022.7.19)

YouTubeによるLive配信に挑戦しました

理工学系技術部では年度末に、部の活動報告の機会として、技術発表会を開催しております。

この技術発表会のオンライン配信に挑戦しよう!と、昨年度、当技術部内で配信関係の業務を主に担当したメンバーによって今回、YouTubeを用いたライブ配信が行われました。

技術発表会当日、会場となる岩手大学復興祈念銀河ホールの後方には2台のハンディカムと1台のウェブカメラ、そしてスイッチャーや配信用PCなどを取りそろえた特設スタジオが開設されました。興味津々で「これは何をする機械ですか?」と多くの方に尋ねていただいたのが印象的です。

配信は、藤原歩 技術専門職員・古舘守通 技術専門職員・村上武 技術専門職員・萩原由香里 技術専門員・藤崎聡美 技術専門職員によるチームで対応しました。このチームは、新型コロナウイルスの関係で急速にオンライン化に移行した際、いち早く配信支援を担当しており、本学におけるセミナー等の配信を複数回担当してきました。理工学系技術部のイベントでYouTubeによるライブ配信を行うのは初の試みであり、また、技術発表会のライブ配信は年間活動の集大成ともいえるため、事前に2度のリハーサルを経て臨みました。結果無事成功となり、一同安堵しているところです。

イベント等の配信支援は当面続くものと思われます。 もし、お力添え等必要な際には、理工学系技術部にお声がけください。

Written by Fujisaki
(2021.4.13)

技術部職員らのチームが開発を進める防災システムが注目を集めています

現在開発を進めている防災システム「広範囲災害警報報知システム」とは、豪雨・地震といった自然災害やJアラートなど、我々の日常において生活リスクが高まった際に発令される緊急情報を広く早く周知できるシステムです。各自治体により普及が進んでいる「緊急告知防災ラジオ」の起動に連動し、例えば照明やテレビといった、我々が日常用いている家電が自動的に動き出すため、防災ラジオから離れていても緊急度の高い情報が発令されたことに気づかせてくれる有効性の高いシステムです。現在、岩手大学・分子科学研究所(愛知県岡崎市)・盛岡市・株式会社宮古マランツ・兼藤産業株式会社・宮古市との共同で開発が進められており、「広範囲災害警報報知システム」の社会実装実現への期待から、各メディアでの注目を集めています。下記は動作を紹介したデモ動画となります。

本システムは本学学内カンパニー「Anonas Lighting(アノナスライティング)」によって装置等の製作が進められているところでありますが、この「Anonas Lighting」の技術顧問であり、主に本システムの開発を手掛けている千葉寿技術専門員・古舘守通技術専門職員・藤崎聡美技術専門職員は、分子科学研究所技術課(装置開発室所属)の豊田朋範氏と共に、日夜、技術面から具現化に挑戦しています。

これまでも、盛岡市内に配備された防災ラジオでの実証実験は成功を収めておりましたが、昨年10月には、別タイプの防災ラジオを用いる岩手県宮古市地域での実証実験も成功しました。この様子を、岩手日報令和2年10月7日(水)付の1面にご掲載いただきましたのでご覧ください。

岩手日報 令和2年10月7日(水)付 朝刊
この記事・写真等は、岩手日報社の許諾を得て転載しています。

「Anonas Lighting」は、実証実験会場となった岩手県立宮古商工高等学校の1年生と3年生の生徒約40名に向けてシステム概要などを紹介する特別授業を行ったほか、11/4(水)に開催された岩手大学防災・地域創生シンポジウム「大規模災害からの復興、防災そして地域創生へ」でも事例紹介やパネリストとして登壇するなど活躍の幅を広げておりますが、これらの活動に際しても、千葉寿技術専門員は技術顧問の立場として教育的側面からの指導を行っております。

本取り組みは、2021年3月から盛岡市と共同で盛岡市内に試験配備を始め社会実装に向けたフェーズに入ります。今後も自治体・企業・研究機関等と広く連携をとりつつ展開しますので、今後とも応援等、よろしくお願いいたします。

written by F
(2021.01.27)

令和元年度「未来のILCを担う人材育成事業」成果交流会で ILCに関する講演を行いました。

令和2年2月19日(水)、岩手県庁で実施された「未来のILCを担う人材育成事業」
成果交流会において、岩手県からILC推進モデル校として指定を受けた県内8つの高校の生徒・担当教諭約70名に対し、当技術部の藤崎聡美技術専門職員が
ILCに関する講演を行いました。

 #藤崎聡美技術専門職員は、岩手県広域振興局ILC解説普及員の認定を受け、
  今年度より活動を展開しております。

これについて、ILCや関連地域の情報を紹介する岩手県Web版広報誌

 【IWATE & THE ILC】http://www.iwate-ilc.jp/eng/

に令和2年3月25日(水)、当日の様子が以下の通り掲載されました。

記事は英語と日本語の2部構成になっております。ぜひご覧ください。

また、この成果交流会の様子は、令和2年3月22日(日)のIBC岩手放送の番組「ILC=国際リニアコライダー誘致の行方」でも紹介されました。

Written by F.

(2020.3.30)