実験・実習技術研究会in西京に参加してきました

平成28年3月3~4日 山口大学

皆さんもご存知のとおり、山口県は、幕末・明治維新で活躍した志士を輩出した長州藩がありました。

萩 高杉晋作

風光明媚で歴史や文化が豊かな山口にて「平成27年度 実験・実習技術研究会in西京」が開催されました。

シンポジウム1

 

3月3日午前中には、シンポジウム「大学の技術職員組織を考えるシンポジウム in 山口大学」が行われました。小綿利憲室長がパネラーを務められました。

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2時間でしたが、時間を忘れるほどの熱い議論が展開されました。(小綿室長、お疲れ様でした(^^)/~)

 

 

午後1時からは、記念講演が行われました。

「ピンチはチャンス!~山口の山奥の小さな酒蔵だからこそできたもの~」

旭酒造株式会社 代表取締役 桜井博志氏から、比類ない技術および経営者魂が伝わりました。

記念講演

ちなみに、「獺祭」の感想は、千葉寿、藤崎聡美 両専門職員にお問合わせ願います

 

午後3時からは、ポスター発表が行われました。(会場は、体育館でした。)

 

ポスター会場

新鋭・多田 静香 技術職員の登場です。

ポスター発表

発表題目は「地域貢献向けテーマ開発「超簡単 ICラジオをつくろう」でしたが、大盛況のため名刺が足りなくなったそうです。(多田さん、お疲れ様でした(^^)/~)

 

午後6時30分から情報交換会が、ホテルニュータナカで盛会に挙行されました。

“ふぐ”に舌鼓を打ちました。

情報交換会

 

3月4日 口頭発表

○藤崎聡美 技術専門職員

「3Dレーザースキャナによる本学重要文化財の計測とその3D-CG化報告ーその2」

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重要文化財に指定された「農業教育資料館(大正元年竣工)」の3D画像が、美しく映し出されました。(藤崎さん、お疲れ様でした(^^)/~ 独学で習得した技術を、ますます発展させていただきたいです!!!)

○佐々木茂子 技術専門員

「学生実験(化学工学・流量測定)装置の設計・製作および実験マニュアルの構築」

“門前の小僧、習わぬ経を読む”  勤続年数が長いと、いろんな現象が起きます。

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”卒業しても忘れないような実験”を構築したつもりです。レポート作成に苦労している学生の様子も発表しました。(何よりも山口まで行けてよかったです。)

written by S. S

(2016.3.22)

きたかみ・かねがさき テクノメッセ2015 コマ大戦 出場!!

きたかみ・かねがさき テクノメッセ2015 コマ大戦に「岩手大学 高度試作加工センター」チームとして出場しました。

開催日:2015年10月4日(日)
開催場所:北上総合体育館(北上総合運動公園内)

大戦といっても土俵の上でコマとコマをぶつけ合う競技。しかし、「戦」 ガチですね。
全20チームのトーナメント戦。
勝つには、相手より長く回り続ける or 相手を場外へ送り出すのどちらか。
*これ以外にもルールはありますが、詳しくは公式HPを確認下さい。
検索キーワード「全日本製造業コマ大戦」

初参戦なので分からないことばかりですが、できるならカッコよく負けたい!!
加工センター職員、全総力をあげて製作したMyコマがこれです。
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1回戦 実はシード。くじ運、大事です。
2回戦 1投目、失投。指先のウォームアップが足りません。
3回戦 準々決勝。冷や汗かきましたが・・回り続けます。
4回戦 決勝。まさかの「勝ち」

詳しい内容は、作戦バレの恐れがありますのでシークレット。
直接お尋ね下さい。

高校チームと釜石チームを倒し、心を鬼した無情の勝利。
勝負の世界は厳しいのです。

仕事の合間に加工センター皆さんで頭を悩ませた苦労の結果でしょうか。
「優勝」素直に嬉しく思います。

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感じたこと
製作の初期段階では試合の勝敗はほとんど「運」と思っていましたが、
試作を重ねていくうちに勝つには理由があると気付きました。
今回のコマは、ハイスペックマシーンではなく回し手(投手)に優しいコマを選択。
人にやさしいコマ。人に寄り添えるマシーンを考えるって大事なんですね。
只々、勉強になります。

Written by K
(2015.10.5)

高大連携事業 加工実習

平成27年8月5日(水)~7日(金) 黒沢尻工業高校の専攻科の学生を迎えて、加工実習を行いました。

高大連携事業として、数年前から実習形式で行われている本講習。

今年は4名の学生を迎え、岩手大学で研究が行われている鋳造を軸に鋳型のデザイン・加工、そしてその鋳型を使った鋳造実習を行いました。

 

鋳型とするのは、この葉っぱ型のコースター

コースターの鋳型
コースターの鋳型

この中央部に自分の好きなデザインを作ってもらいました。

 

1日目 CAD・CAM実習

初日はまずCADを使って、学生に自分の好きなものや思いついたデザインを設計してもらいました。

午後はCAMを使い、設計した鋳型を工作機械で加工するためのプログラムを作成しました。

(CAM・・・CADデータを基に、工作機械の加工動作を制御するプログラムを作成するためのツール)

CAD実習の様子
CAD実習の様子

 

2日目 オープンキャンパス(施設見学)

本学でオープンキャンパスが開催されていたこともあり、それに合わせて大学の見学をしてもらいました。

大学で行われている研究や、それに使用される設備を見学して、岩手大学のことをより知ってもらうことができました。

 

施設見学の様子
施設見学の様子

 

3日目 機械加工 鋳造実習

いよいよ初日に設計した鋳型が形になる日です!

午前中は工作機械を使って、鋳型を加工しました。

(写真は残念ながら、取り忘れました、、、)

 

午後からは鋳造実習でした。

自分がデザインした鋳型を製品にするべく、型崩れしないよう、丁寧かつ力強く砂型を作製していました。

鋳造実習の様子
鋳造実習の様子

 

最後は誰も大きな失敗することなく、無事製品を完成させることができました!

 

鋳型を設計するところから、加工、鋳造までの流れを経験してもらうことができた本実習は

普段の学校での実習とは異なる有意義な経験になったのではないでしょうか。

この経験を少しでも今後に活かしてもらえたら、と思います。

 

Written by yo

2015.08.20

子どもものづくりセミナー開催(平成27年度)

毎年この時期の恒例行事となっている子どもものづくりセミナー
今年も、盛岡市近郊および奥州市の中学生を本学に迎え開催されました。
工学系技術部のスタッフは、午後からのペン皿づくりの指導にあたりました。

 

第17回いわて・子ども・ものづくりセミナー

鋳造学習-アルミを溶かしてペン皿を作る

  • 日時:平成27年8月3日(月) 13:00~15:30
  • 場所:岩手大学ものづくり研究棟鋳造実験室
  • 受講者:9名(盛岡市近郊の中学生)
  • 指導スタッフ(工学系技術部):

小綿 利憲 (第一技術室長)
菊池 護   (機械工学技術グループ)
伊藤 達博 (材料機能技術グループ)

 

第11回奥州子どもものづくりセミナーin岩手大学

鋳造実習-アルミを溶かして「ペン皿」つくりにチャレンジ

  • 日時:平成27年8月5日(水) 13:00~15:30
  • 場所:岩手大学ものづくり研究棟鋳造実験室
  • 受講者:18名(奥州市の中学生)
  • 指導スタッフ(工学系技術部):

小綿 利憲 (第一技術室長)
菊池 護   (機械工学技術グループ)
伊藤 達博 (材料機能技術グループ)

 

両日ともとても暑く、熱中症の心配もありましたが、
誰一人リタイアすることなく、ペン皿をつくりあげることができました。
また、最後にヤスリ掛けをして仕上げるのですが、
まるで職人のようなヤスリさばきをする子がいてとても驚きました。

※今回はうっかりしており、作業中の写真を撮り忘れてしまいました。
文章のみでお楽しみください。

 

Written by mito
(2015.8.10)

研究室学生向け 実験系廃棄物に関する説明会

工学部では、実験で使用した廃棄物を「実験系廃棄物」として分別回収しています。

先日、支援先研究室の教員より依頼を受け、
研究室の学生を対象とした実験系廃棄物に関する説明会を開催しました(2015.5.1)。

参加したのは、2研究室の学部4年から修士2年までの約40名。
お昼休みの研究室ミーティングの時間約30分をいただき、スライドを使って説明しました。
配属されたばかりの4年生には難しい内容だったと思いますが、
これを機に、分別に対する意識が高まってくれることを願っています。

技術系職員の業務のひとつに、実験系廃棄物回収時の立ち会いがあります。
現在は、回収のたびに分別が不十分なゴミが見受けられ、
その場で分別開始!といったこともしばしば起こり苦労しています。
このような説明会を通して、学生さんにも正しい分別方法が浸透すれば、
立ち会い業務も楽になるのでは・・・と思いました。

20150501_実験系廃棄物説明会

 

 

Written by mito
(2015.5.1)