R8中学生ものづくり体験セミナーが開催されました

例年この時期に、盛岡市および奥州市の中学生を対象に開催されるものづくり体験セミナー。
今年度も岩手大学ものづくり研究棟を会場に開催されました。
奥州市のセミナーは、記念すべき20回目の開催となりました。

理工学系技術部スタッフは、鋳型の造型指導や、中学生の皆さんがやすりで手仕上げをする前の前処理作業を担当しました。

担当スタッフ(理工学系技術部)
 中村 光輝  数理・物理・材料科学グループ
 伊藤 達博  数理・物理・材料科学グループ

第27回いわて・子ども・ものづくりセミナー

  • 日時:令和8年7月29日(水) 10:00~12:00(実習)
  • 参加者:12名(盛岡市中学生)

第20回奥州中学生ものづくりセミナーin岩手大学

  • 日時:令和8年7月30日(木) 13:00~15:30(実習)
  • 参加者:13名(奥州市中学生)

左:鋳型の造型指導
右:手仕上げ前の作品の冷却

<これまでの取り組み(関連記事)>
R7中学生ものづくり体験セミナーが開催されました
https://eng.tech.iwate-u.ac.jp/top/?p=11637

Written by mnaka & mito
(2026.8.4)

竹花和浩技術専門職員・笹本誠技術専門員が2025年度土木学会東北支部技術開発賞を受賞

このたび、理工学系技術部が研究支援を行った環境衛生工学研究室の研究成果「電気透析による余剰汚泥および消化汚泥分離液からの肥料元素類の回収」により、竹花和浩技術専門職員および笹本誠技術専門員が、2025年度(令和7年度)土木学会東北支部技術開発賞を受賞しました。

土木学会東北支部技術開発賞は、東北支部技術研究発表会において、優れた独創的な土木技術に関する研究成果を発表したものの中から選考・授与される賞です。

【研究の概要】

本研究は、下水処理過程で発生する汚泥分離液から、リン(P)、カリウム(K)、アンモニア態窒素(NH₄-N)などの肥料元素を電気透析により回収・濃縮する技術に関するものです。得られた濃縮液は液肥原料として利用できる可能性が示され、下水汚泥由来資源の有効利用につながる技術として、その新規性・将来性が評価されました。

【理工学系技術部による研究支援】

理工学系技術部では、竹花技術専門職員、笹本技術専門員をはじめとした土木環境系技術職員が、実験装置の製作・運用、分析機器の調整、工程管理、試料採取、学生への分析指導、実験環境の整備などを通じて研究を支援しました。また、一部実験装置の製作では、高度試作加工センターや電気系の職員も設計や製作に携わり、技術部内で連携して研究を支えました。

技術部は、今後も研究者のニーズに応じた技術支援を通じて、さまざまな研究成果の実現を支えていきます。

🔗関連リンク

  • 土木学会東北支部 支部表彰制度

https://www.jsce.or.jp/branch/tohoku/award/index.html

  • 理工学部のHPにも紹介されました

https://www.se.iwate-u.ac.jp/awards/11563/

  • 関連する研究は下水道協会誌にも掲載されています

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jswa/63/761/63_93/_article/-char/ja

  • 環境衛生工学研究室HP

https://www.cande.iwate-u.ac.jp/eisei/wp

Written by KT
(2026.7.30)

2026年度 固体NMR研修を実施しました

2026年3月に実施した固体NMR研修では、装置の初期不良が確認されたため、一部の内容にとどまってしまいました。今回の研修は、その続編として位置づけ、改めて実施したものです。

前回に引き続き、大阪大学の戸所泰人氏、日本電子株式会社の田巻初氏を講師にお迎えし、固体試料測定に関する実践的な操作方法について丁寧にご指導いただきました。

・日時:6月11日(木)~6月12日(金)
・場所:理工学部5号館

研修中の様子

固体NMRでは長時間を要する測定が多いため、今回はオートサンプルチェンジャーを活用した測定の設定方法や、多核測定のパラメータ設定のポイントについて学ぶことができました。これにより、マシンタイムをより効率的に活用できるようになります。

測定の指導を受けている様子

Written by mt
(2026.6.23)

2025年度 固体NMR研修を実施しました

昨年度に引き続き、共同利用分析機器担当者の技術力強化トレーニングの一環として、NMR(Nuclear Magnetic Resonance)装置における固体試料の測定研修を実施しました。

2025年10月には、理工学部5号館に設置されているNMR装置が更新され、溶液試料に加えて固体試料の測定も可能となりました。これまでの研修で使用していた装置とはメーカーが異なることから、新たな操作方法や測定技術の習得が必要となり、今回の研修を実施しました。

本研修では、大阪大学の戸所泰人氏、日本電子株式会社の田巻初氏を講師にお迎えし、遠隔で装置を利用するための設定方法をはじめ、測定に関する基礎から実践的な操作まで、丁寧にご指導いただきました。

・日時:3月18日(水)~3月19日(木)
・場所:理工学部5号館

固体プローブから溶液プローブへ交換作業中の講師と筆者

基礎的な内容に加え、固体測定のみならず溶液測定にも応用可能な測定方法など、疑問点にも丁寧に対応していただき、非常に実りある研修となりました。今回得られた知識や技術を、今後の測定業務に活かしていきたいと思います。

研修後の記念撮影(講師の先生方と筆者)
※掲載にあたり、プライバシー配慮のため画像の一部を加工・調整しています。

Written by mt
(2026.5.8)

令和7年度 核融合科学研究所
技術研究会 参加報告

2026年3月5日(木)、6日(金)、多治見市産業文化センターにて行われた「核融合科学研究所技術研究会」に参加しました。技術職員の専門性向上を目的として特別講演、口頭発表、ポスター発表が行われました。

技術研究会とは

技術研究会は、大学・高等専門学校・大学共同利用機関などで研究を支える技術職員の専門性向上と交流促進を目的とした研究会です。科学技術が高度化・多様化する中で、研究現場を支える技術職員の役割はますます重要になっています。本研究会は、そうした技術者が最新の知識や実践的な経験に触れ、互いに学び合う場として開催されています。

昭和51年に分子科学研究所にて第1回が開催され、現在では分子科学研究所、高エネルギー加速器研究機構、核融合科学研究所の3研究所と大学が隔年で主催しています。

印象に残った発表について

口頭発表で印象に残ったのは工作実習に板金加工を導入する取り組みに関する発表です。
費用を抑えつつ、ケガキ・切断・曲げ加工といった主要な作業を実習内容に盛り込むテーマを設定しており、その工夫が印象に残りました。

また、国際熱核融合実験炉(ITER)内で使用される計測機器に関する解析技術の発表では、巨大構造物の強度解析を行う場合、静的荷重だけでなく地震に代表される動的荷重の影響も考慮すること、さらに、使用環境によっては電磁荷重の検討も求められるなど、目に見えない力を含めて多角的に評価する重要性を学びました。

普段業務で扱っている装置とはスケールが大きく異なり、その差に驚かされました。

参加を通じて

残念ながら今回は聴講のみの参加となりましたが、他機関の実践的な活動を学ぶことができ、貴重な経験となりました。

Written by D.S.
(2026.3.18)