【連載②】「研究と教育と~新職員紹介~」

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# 聞き手:理工学系技術部HP-WG

【理工学系技術部の構成員の日常業務や、業務への取り組み方を紹介するインタビュー連載記事、第2回は、今年4月に採用されたばかりの土木・環境技術グループ 竹花和浩さんを囲んでお話を伺いました。】

●【採用から半年が過ぎようとしていますが、生活には慣れてきましたか?】

(竹花)はい、少しずつではありますが慣れてきました。仕事の面では、主に理工学部 社会基盤・環境コースの研究教育技術支援を行っていて、初めて扱う装置も多いですが、先輩方に丁寧に教えていただきながら業務を行っています。まだ本格的に始まっていない実験もあり、担当学生に付いてサポートしながら準備を進めています。また、生活の面では、初めての盛岡暮らしということで、いろいろ不安はあります。特にこれから迎える冬の時期は、転ばずに歩けるかなとか(笑)。

●【地元岩手へのUターン就職ということですが、採用までの経緯を聞かせてください。】

(竹花)大学進学を機に岩手を離れ、そのまま関東地方の会社に就職し、地盤や基礎、土質分野の研究支援の仕事に携わっていました。働いていく中で、いずれは生まれ育った岩手県に戻り、何かしらの恩返しが出来ないかと漠然と考えていた時に、これまでの経験が活かせる研究機関で教育機関でもある岩手大学の求人がマッチしたので応募しました。岩手には(土木系の)研究機関からの求人が少なく、希望する就職先がなかなか見つからないため、翌年とか翌々年とか長いスパンで考えていましたが、本格的に探し出して二ヶ月くらいでこの求人を見つけて最終的に採用が決まりました。普段、「運命」という言葉は使わないようにしているのですが、運命的なものを感じました(笑)。

●【実際大学で働き始めてみて、前職との違いを感じた部分を教えてください。】

(竹花)これまでの仕事と大きく違うと感じているのは、教えるウェイトが大きいことです。前職でもインターンで来た学生に対して基本的な実験を教えることはあったのですが、それは4年生や大学院生相手なので、その分野をある程度「わかって」来てくれていました。今担当している実験・実習では学年や学部も異なり、知識の量も様々です。話したことがどこまで理解できているか見極めながら進めている感じです。

●【最後に自身の抱負を教えてください。】

(竹花)今はまだ仕事をコントロールできる立場ではないので、依頼があって、もらえた仕事を一つ一つしっかりとやっていきたいと思います。後は将来、奨励研究等にもチャレンジしてみたいです。

【以上で竹花さんのインタビューを終わります。新たな職場で新たな分野の業務も多くあるかと思いますが、これまでの経験や知識を活かし、今後も活躍されることを願っています。竹花さん、ありがとうございました。】

【竹花さん、土木・環境技術グループの主な業務】

理工学部 社会基盤・環境コースの研究支援

 ・大気環境の測定・分析、機器操作の補助
 ・水環境の調査、試料採取
 ・排水等の定性分析・定量分析

理工学部 社会基盤・環境コースの教育支援

 ・2年次 測量学実習Ⅰ・Ⅱ
  (各種測量の指導、道路紙上設計の指導)
 ・3年次 社会基盤・環境工学実験
  (大気環境測定、河川調査など)

教育学部 小学校教育コースの教育支援

 ・3年次 小学校理科B 物理
  (物体の密度、重力加速度、モーター発電、等の実験指導)

Profile
 竹花和浩 技術職員
 TAKEHANA Kazuhiro
 2023年度採用 (勤続0年)
 趣味:自転車、旅行、スキー、
    ドライブ

「自分が学ぶことも楽しいですが、人に教えることもまた楽しいです。」

(2023.10.10)