岩手大学と東北大学による共同企画研修を実施しました

岩手大学と分子科学研究所が共同開発したWAN-WAN(Wireless Alarm Network for Wide Area Notification)は、現在全国の大学で試験的な利用が開始されています。東北大学でもWAN-WANの活用を拡げるため、岩手大学と東北大学による共同企画研修として、警報システム実演セミナーが開催されました。当技術部からは千葉寿技術室長、藤﨑聡美技術専門員、古舘守通技術専門員、庄司愛子技術職員、田沼萌技術職員が参加しました。

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緊急情報・警報広域周知システム WAN-WAN実演セミナー

・日時:令和6年2月2日(金)13:30~16:00
・会場:東北大学 工学研究科・工学部 センタースクエア管理棟(C05) サイエンスキャンパスホール

千葉室長から警報システムの説明と実演があり、分子科学研究所 技術推進部 豊田朋範氏、当技術部の庄司技術職員、田沼技術職員から活用事例の紹介がありました。

セミナー終了後には、低温センターと土木系の実験施設を見学させていただきました。どういった場所で警報システムを活用することができるか、現場の方と話しながら検討を行いました。

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Written by mt
(2024.2.7)

緊急時速報システムの取り組みが掲載されました

令和5年12月5日(火)付の河北新報にて、千葉寿技術室長らの取り組みが紹介されました。

千葉寿技術室長、古舘守通技術専門員ならびに藤崎聡美技術専門員が現在開発中の防災・見守りシステムは、関係する民間企業・社会福祉法人・消防団らと協力し実証実験を進めており、実用化を目指しています。

少子高齢化に加えてコロナ禍のリモートワークを経験し、「人がいない時代」の問題が日々顕在化していくなか、これら技術は今後さらに広く活用されていくことと思います。

この記事は河北新報社の許諾を得て転載しています。
また、「河北新報社に無断で転載することを禁じます」


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Written by 広報委
(2023.12.25)

盛岡市総合防災訓練にて防災システムの説明を行いました

令和5年11月18日(土)、盛岡南公園(盛岡市永井)を会場に、令和5年度盛岡市総合防災訓練が実施されました。

今回の訓練は、地震(土砂災害)を想定した総合防災訓練として実施されましたが、その中で、千葉寿技術室長、古舘守通技術専門員ならびに藤崎聡美技術専門員が、現在開発中の防災システムについて、盛岡市長をはじめ、市議会議員や一般市民の方に説明(展示・実演)を行いました。

<これまでの取り組み(関連記事)>

【全国瞬時警報システム(Jアラート)をすべての方に】聴覚障害者向け防災システム実証実験を岩手大学および聴覚障害者団体他4者で共同実施しました
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Written by 広報委
(2023.12.12)

2023年度機器・分析技術研究会@熊本大学 への参加報告

2023年9月7日(木)~8日(金)に、熊本大学黒髪キャンパス南地区で開催された「2023年度 機器・分析技術研究会」にて、本学理工学系技術部から2名が口頭発表を行いました。

口頭発表
「電子スピン共鳴装置の技術習得」
      機器分析技術グループ 吹上菜穂技術専門職員 (写真左)

(概要)電子スピン共鳴装置(ESR)は物質に含まれる不対電子が持っている電子スピンの共鳴現象の磁気エネルギーを検出する装置である。電子スピンがゼーマン分裂を生じ、その分裂と等しいエネルギー差のマイクロ波を照射すると、平衡状態のスピンがそのエネルギーを吸収して反平行状態に反転する。この現象を電子スピン共鳴と呼ぶ。本研究会では、ESRの知識や操作技術の習得について報告した。

「実験装置の振動を検出する警報通知システムの開発」
      電気電子通信技術グループ 庄司愛子技術職員 (写真右)

【共著者】                                     千葉 寿 a)、古舘 守通 a)、藤﨑 聡美 a)、豊田 朋範 b)
a)岩手大学 技術部理工学系技術部、b)分子科学研究所 技術推進部

(概要)WAN-WANシステム(詳細は後述)の活用事例として、真空ポンプをはじめとする実験装置の“振動”を検出し、異常時に警報通知するシステムの開発を行った。振動センサーとWAN-WAN基本モジュール間の信号入力部の回路設計を工夫することで、振動由来の信号の検出とWAN-WANシステムの通知動作を可能にした。

どちらも質問や意見がたくさん寄せられ、興味を持っていただけたと感じました。

                                  企業展示ブースでは、岩手大学と分子科学研究所の技術職員チームが連携して開発している緊急情報・警報広域周知システム(Wireless Alarm Network for Wide Area Notification:通称WAN-WAN)の展示が行われました。プロジェクトの代表を務める千葉寿技術室長はじめ、プロジェクトチームの藤﨑聡美技術専門員、古舘守通技術専門員がWAN-WAN機器の紹介とデモンストレーションを行いました。多くの参加者にご覧いただき、大変好評を得ました(以下写真)。

また、今回の研究会ではWAN-WANの活用事例として、分子科学研究所・鳥取大学・岩手大学が口頭発表・ポスター発表で紹介した機器も併せて展示が行われました。詳細はこちらのページおよび以下よりご覧ください。

● 2023年度 機器・分析技術研究会HP
https://www.irec.kumamoto-u.ac.jp/kiki2023/

● 警報システムHP
https://wan-wan.tech.iwate-u.ac.jp/

Written by R5機器・分析技術研究会参加者一同
(2023.10.17)

「早期情報伝達システム」の実証実験の様子が報道されました

理工学系技術部の千葉 寿 技術室長(ほか複数名)らは、住宅用火災警報器とスマートスピーカーとを連携して火災の発生を素早く知らせる仕組み「早期情報伝達システム」(競争的外部資金(令和4年度消防防災科学技術研究推進制度)採択課題)について研究開発を進めています。このシステムの実証実験が令和5年3月25日(土)に矢巾町にて実施されました。また、この時の様子が令和5年3月28日(火)の岩手日報22面に掲載されました。ぜひご覧ください。

この記事は岩手日報社の許諾を得て転載しています。
また、「岩手日報社に無断で転載することを禁じます」

尚、この記事は岩手日報Web版でも紹介されております。以下からご覧ください。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2023/3/29/138404

Written by 広報委
(2023.4.7)