技術職員が顧問を務める学内カンパニーの活動が河北新報に掲載されました

理工学系技術部の千葉寿技術専門職員と古舘守通技術職員が技術顧問を務める学内カンパニー「Anonas Lighting(アノナスライティング)」の開発活動が、河北新報に掲載されました。

これは、千葉寿技術専門職員・藤崎聡美技術専門職員・古舘守通技術職員らが開発を手掛けてきた防災システム(特許出願済み)の実用化に向けた取り組みの一つです。9月に行われた盛岡市総合防災訓練に初出展した際、参加した市民は防災ラジオの起動に併せてテレビや照明などが自動起動する様子に高い関心を寄せていました。この様子が岩手大学HPへ掲載され、現在アノナスライティングが担っている開発等に話題性があることから取材を受けたものです。

学内カンパニーは学生が主体的に運営する仮想企業です。学生の成長につながるよう、技術職員も顧問を務め、様々な方面からサポートしています。

「防災ラジオと連動、テレビや照明起動 岩手大生が開発 早期避難へ実用化目指す」
2018.10.12河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181012_33014.html

「盛岡市総合防災訓練において「広範囲災害警報報知システム」を一般公開しました」
2018.9.6岩手大学HP
https://www.iwate-u.ac.jp/info/news/2018/09/000982.html

岩手大学学内カンパニー
https://iwate-u-gakunai-company.jimdo.com/

 

取材を受ける学内カンパニー 「アノナスライティング」と千葉寿技術専門職員の様子
取材を受ける学内カンパニー「アノナスライティング」と
千葉寿技術専門職員の様子

 

written by F

(2018.10.19)

 

毛越寺浄土庭園のデジタルアーカイブ映像公開

7月13日、岩手大学HP等で「毛越寺浄土庭園のデジタルアーカイブ映像」が公開となりました。

岩手大学ニュースサイト
https://www.iwate-u.ac.jp/info/news/2018/07/000886.html

これは、岩手大学平泉文化研究センター考古学部門で理工学部の平原英俊教授らが毛越寺浄土庭園に対し行った三次元調査結果の一部を公開したものですが、データ統合や解析処理・映像制作・撮影といった全般を、当技術部の藤崎聡美技術専門職員が担当しています。

3Dレーザースキャナを用いて園内の約60か所から計測した膨大なデータを用いると全体を3D-CG化できるため、園全体を俯瞰的に再現すること等が可能です。

デジタルアーカイブ映像内では、通常立ち入ることのできない領域からの景色なども紹介していますので、どうぞご覧下さい。

毛越寺浄土庭園のデジタルアーカイブ(岩手大学公式Youtubeチャンネル)

Written by F.

(2018.8.27)

村上技術専門職員が日本鉄鋼協会鉄鋼技能功績賞を受賞しました

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一般社団法人日本鉄鋼協会第175回春季講演大会が千葉工業大学において開催され、当技術部の村上武技術専門職員が、鉄鋼技能功績賞を受賞しました(2018.3.19)。
材料組織評価の研究・技術支援等の功績を評価されての受賞です。

受賞に関する詳細は、一般社団法人日本鉄鋼協会HP表彰のサイトをご覧ください。

村上_鉄鋼技能功績賞
(2018.4.10)

向中野小学校スマイルフェスタ2017 岩手大学出前講座 ~つくってあそぼう~

 

2017年10月7日(土)

盛岡市向中野小学校で行われた「スマイルフェスタ」に出展してきました。

史上初(?)理工学系技術部から3つの 新テーマを 同時開催です。

3テーマの事前申し込み人数は計630人、開催時間は2時間半!

PTAの方々にもスタッフとして、準備から製作指導までご協力いただきました。

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事前レクチャー、打合せの様子

 

以下に、それぞれのテーマを紹介します。

 

★【 スライム 】

お母さんからの「スライムとスーパーボール人気でした。」を受けて

スライム??? 技術部でやったことないけど・・・
作り方png

まっ   やってみようじゃありませんか!!

どうやら 洗濯のりとホウ砂でできるらしい

試行錯誤

月日は流れいざ本番!!

今回が出前講義最後なのでやっちゃいました。

400コ!!!

無理でしたねー。

50人くらい来ない子がいたらしいけど

てんやわんや

液体が固まる不思議とか説明する暇もなく終わってしまいました。

いっぱい待たせちゃってごめんねー。

スタッフのみなさま、ほんとにほんとにおつかれさまでした。

 

 

 

★【 ウィンドカー ~風に向かって走るクルマをつくろう~ 】

ウィンドカーはイベント初登場のテーマです。

クルマにかざぐるまを載せたシンプルなものですが、

なんとこのクルマ、風に向かって走ることができるんです。

図説ウインドカーpng

 

<前に進む仕組み>

⓪うちわであおいで風を起こす。

①かざぐるまが回転する。

②糸がかざぐるまの軸に巻き取られる。

③糸でつながっている前輪が回転する。

④クルマが前に進む。

 

今回は製作希望者が100名いたので、25名ずつ、

1コマ20分の講義を4回行いました。

 

<内容>

・ウィンドカーの仕組みの説明 2分

・製作

(1)かざぐるまの製作 5分

(2)車体の組み立て 5分

(3)(1)と(2)を組み合わせる 5分

・遊び方の説明 3分

 

実際に行ってみて、やはり20分で完成させるのは難しいと感じました。

とくにかざぐるまの製作の部分は、使っているフィルムに弾性があり、扱いに苦戦しているようでした。

ただ、車体の部分に関しては、事前にキットを作っていたので、製作時間の短縮ができたと思います。

 

1回目の講義が30分近くかかったので、2回目からは最初と最後の説明を省略し、教室横に掲示することで対応しました。

結果、正しい遊び方が伝わらず、手でクルマを押して糸を絡ませたりする児童が結構いたことは残念でした。

 

 

★【 かざぐるま 】

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今回作成した「かざぐるま」、

元々はウィンドカーの一部品であったかざぐるまを、

ウィンドカーを作るのが難しい(と思われた)低学年向けにしたテーマでした。

しかし、、、

実際には大変手のかかるテーマとなってしまいました。

 

事前にOHPフィルムに羽根の型を印刷し、切り取っておき、

当日、子ども達に組み立ててもらいます。

製作途中でうっかり手を放すと、バラけてやり直しに・・・。

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よくわかる作り方

 

動力にも使える構造のかざぐるまでしたが、

会場での「科学的な」展示はウィンドカーにお任せで、少し勿体なかった気もします。

持って走ると楽しいです。ストレス解消にオススメです。

 

 

 

嵐のような2時間半、皆様本当にお疲れ様でした。

 

Written by  yu , mito, dnaka

(2017.10.25)

H29年度アカデミックインターンシップ(社会基盤・環境コース)

 

アカデミック・インターンシップ

大学で日々の学習や、将来進む可能性のある学問分野に関連した研究活動等を、試行的に体験する。大学への視野を広げ、教育内容への理解を深めるとともに、学習意欲や進路意識を高めることを目的とする。

 

理工学部で今年度も開催されたアカデミック・インターンシップでは、

参加する高校生が、それぞれ興味のある分野・コースにつき、

二日間にわたって研究の一端を体験しました。

 

土木・環境技術Gの主な支援先である「社会基盤・環境コース」でも、

5名の高校生を受け入れ、4つの研究室で講義や実験が行われました。

そのうち、技術職員が支援した実験の一部を紹介します。

 


 

「旧松尾鉱山坑簸廃水処理プロセスにおけるFe2+の酸化鉄と鉄イオンの除去」

  • 日時:平成29年8月7日 13:30~17:00
  • 場所:環境システム工学実験室

 

最初に旧松尾鉱山から排出された鉄を含む廃水の処理の説明をして、

酸化鉄と鉄イオンを除去する実験を、模擬水を用いて行いました。

 

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説明風景

 

Fe2+とFe3+の300mg/lの溶液を用意して、

それぞれpHを2.0から9.5まで、5種類に調整してもらい、

5分間撹拌した後、ろ紙にて濾過を行ってもらいました。

 

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pH調整

 

濾過し終わった試料を分光光度計にかけて鉄の濃度を測定しました。

 

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作成された試料

 

その後、鉄の溶解度について考察を行ってもらい、

終了予定の17時にはデータをまとめ終わって解散となりました。

 


 

「地盤の表面波探査」

  • 日時:平成29年8月8日 13:30~15:00
  • 場所:理工学部ものづくり研究棟中庭

 

地下の浅い部分の状態を調べる表面波探査を体験してもらいました。

天候不良のため理工学部ものづくり研究棟の中庭で実施しました。

ものづくり研究棟の中庭はドーム状の屋根があるので雨天でも心配ないのですが、

予定していた24m測線がとれないため、12m測線で実施しました。

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通常よりも大きい掛矢で地面をたたき、振動を発生させます。

その振動を等間隔に並べた地震計で観測して、地下の様子を調べます。

高校生にも掛矢での起振をやってもらいました。

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Written by 土木・環境技術G

(2017.8.24)