技術職員が講師を務め、学童保育クラブの児童へ理科実験を実施しました

「地域と連携した学童保育支援プログラム」(本学「男女共同参画推進室」主催)の一環として、本学近隣の学童保育クラブに通う小学校1~6年生を対象とした理科実験教室が、8月10日(水)に本学で開催されました。

このプログラムでは、当技術室 藤崎聡美 技術専門職員が理科実験講師を務め、児童25名と共に「発泡入浴剤作り」の実験を行いました。

また、実験時にはテレビ局の取材が入り、同日18:15~放送の「MITスーパーニュース(岩手めんこいテレビ/フジテレビ系列)」にて実験の様子や、藤崎技術専門職員へのインタビューが放送されました。

本学男女共同参画推進室では、女性研究者の裾野拡大を目的とした活動の一環として理科実験等をプログラム内に組み込んでおります。女性技術職員がこのプログラムの実験講師を担当したことは、当技術室にとっても大変意義深いと感じています。

PC500台を被災地へ

(2011.8.7)

これまで報告したICT機器の提供は、地域防災研究センターが中心になって行っているものでしたが、今回は情報処理センターが中心になって、岩手大学内でリプレイスされる教育用PC500台を被災地に届けようと準備しているお話です。

PCの清掃と梱包作業が主な仕事ですが、作業期間はたった5日間しかありません。今日で3日目。大人数でてきぱき作業を進めていきます。

作業中のPCルームの様子です。PCの内部にエアを吹き付け埃を飛ばし、ディスプレイ、キーボードなどに付着した汚れをふき取って落としていきます。

エアを吹き付けると大量の埃が舞い上がります。
この時期非常に暑いですが、マスク必須です。

PCの設定を変更し、ケーブル類をまとめて終了です。
この日は3つのPCルームで作業を行いました。

次回は梱包作業を報告します。

小綿副技術室長の発表が新聞に掲載される

7月27日(水)開催の「研究成果報告会2011(JSTイノベーションサテライト岩手主催)」にて、
当技術室 小綿利憲 副技術室長が

「自動車車体用高マンガン鋼スクラップをリサイクルした高性能鋳造品の開発
~被災自動車のリサイクル技術(平成19年度シーズ発掘試験採択課題)~」

を発表し、翌7月28日(木)の岩手日報8面(経済面)にて大きく報じられました。
紙面では

「Mnが多い鋼を利用した鋳鉄製品は固くてもろい組織(チル化)になる。この課題を解決するため、Mn含有量が0.5~1%(通常0.2%程度)と高い鋼スクラップを溶かす際に希土類元素やアルカリ土類金属を添加することで黒鉛粒数を増やし、チル化を大幅に抑制した球状黒鉛鋳鉄の製造に成功した。(岩手日報2011年7月28日付け朝刊より引用)」

と紹介されており、この技術が、津波で被災した自動車のリサイクルに活用されるものと期待が高まっています。

◆「被災車両 活用可能に」盛岡で研究成果報告会 技術開発など発表
7月28日(木)岩手日報8面に掲載