高大連携事業 実習2日目(2013.8.8)

実習2日目は、マシニングセンタによる加工からスタートです。
使用する工具の説明を受けた後、1日目に作成したプログラムを再度確認し、実際の加工に入ります。

マシニングセンタへの加工物の取付

 

休憩後、今度は仕上加工を行いました。
不要な部分をバンドソーで切り落とし、バリの部分をヤスリで丁寧に削り、仕上げます。
これでようやく模型が完成しました。

不要部分をバンドソーを用いて切り落とし
ヤスリがけ
完成した模型

 

午後からは鋳造の実習を行いました。
はじめに、鋳造概論についての講義がありました。

鋳造概論の講義(講師:小綿副技術室長)

 

続いて実習場に場所を移し、鋳造の作業を体験しました。
今回は砂型を使用するため、まずは砂と水を混ぜ合わせ、砂を適度な硬さに調整します。

砂を混練機(混ぜ合わせて練る機械)に投入

 

木枠に砂を詰めていきます。
木枠は上下に分離出来る構造なので、はじめに下側の枠に砂を詰め、その上に模型を置き、さらにその上に上側の枠を重ね、しっかりと砂を押し固めます。
その後、中にある模型を取り除き、出来た空洞の部分へ溶けたアルミを流し込みます。

木枠へ砂を詰めこむ
模型を取り除く前の木枠(下側)
溶けたアルミを砂型へ鋳込む

 

鋳込んだアルミがある程度冷めたら、型からばらします。
不要な部分を切り落とし、ヤスリがけをして仕上げると、ようやくコースターの完成です。

型ばらし
完成したコースター

 

学生の皆さんは2日間本当におつかれさまでした。
次年度の事業予定は未定のようですが、実習中の学生の皆さんの反応を見る限り、今後もぜひ継続して行っていければなと感じました。

実習の内容
1日目

 

 Written by 実習担当者
(2013.8.26)