「Joint International Symposium on Science and Technology」 テクニシャンプログラム

岩手大学理工学部において、タイ王国キングモンクット工科大学ラカバン校との合同シンポジウムが開催されました(岩手大学HP 2017年6月のニュース)。理工学系技術部からも5名がポスター発表を行い、また、ラカバン校の技術系職員を対象としたテクニシャンプログラムを実施しましたので、簡単に紹介します。

 「Joint International Symposium on Science and Technology」
   日時:平成29年6月15日(木) ~ 17日(土)
   会場:岩手大学 銀河ホール、他
   参加校:岩手大学、King Mongkut’s Institute of Technology Ladkrabang

 

ラカバン校からは教員、職員、学生の計26名が来学しました。技術系職員(化学系1名、物理系1名)が参加することから、理工学系技術部によるテクニシャンプログラムを企画しました。

 テクニシャンプログラム内容
  6月15日(木)
   ・学生実験(有機化学)の見学
   ・高度試作加工センターの見学、工作機械のデモンストレーション
  6月16日(金)
   ・平泉文化研究センターの見学(3Dレーザースキャン、各種分析装置)、
    農業教育資料館の見学
   ・研究推進機構の見学(各種分析装置、寒剤)とデモンストレーション
   ・マテリアルコース所有の分析装置の見学
加工センター 平泉文化研究センター
研究推進機構 マテリアルコース

各見学先では技術部スタッフが英語で説明し、質問を受けたり、ラカバン校の様子を聞いたりと、活発な意見交換が行われました。海外の大学の技術系職員に、技術部として対応するのは初めてだったため、見学先の選定、英語での案内や説明など、慣れないことも多かったのですが、貴重な機会となりました。また、16日の夜には職員と学生向けに懇親会を開催し、昼も夜も”おもてなし”できたのではないかと思います。

 

 

 

<おまけ>

バンケット ← バンケット メニュー表

15日の夜に参加者全員を対象にしたバンケットが開催され、その際のタイ語版メニュー表を、技術部職員が作成しました。さすがにタイ語だけでは何が何だか…

Written by T

(2017.8.10)

理工学系技術部 歓送迎会(平成28年度)

平成28年度 理工学系技術部 歓送迎会が開催されました(2017.3.27)。

 

昨年10月より新たに技術部に加わった藤原歩さん(知能・メディア情報G)の歓迎会、

今年度末に技術部を定年退職される千葉茂樹さん(理工学系第二技術室室長)の送別会、

があわせて行われました。

 

技術部長の船﨑先生の乾杯に始まり、

 

しばし歓談後には、藤原さんのご挨拶

これからよろしくお願いします

続いて、千葉さんのご挨拶

長い間、お世話になりました

 

恒例の集合写真は、都合により撮影できなかったため、千葉さんを囲んでの

少人数写真となりました。

 

最後に、藤原さんから

昨年の10月に東北大学より知能・メディア情報技術グループに異動しました藤原歩です.
業務では、学生実験やプログラミングの授業などを担当しています.理工学部に配属されるのは初めてなので、専門科目など1つでも多くのことを吸収したいと毎日取り組んでおります.
また、現在子育て中のため、他の職員の皆さんに支えていただきながら、日々業務との両立に励んでいます.多々ご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、1日でも早く知識を身に付け、微力ながら技術支援できるようになりたいと思っております.どうぞよろしくお願いいたします.

 

年度が替わり少し体制の変わる4月からの理工学系技術部も、よろしくお願いします。

Written by W

(2017.3.28)

「簡単ICラジオを作ろう!」 ~準備編

前記事で紹介した「簡単ICラジオを作ろう!」は、参加者の作業を簡素化するため、事前にスタッフが色々と準備をしていました。その様子を少しご紹介します。

予備を含め60セット分の部品を用意
予備を含め60セット分の部品を用意
部品にリード線を付けるため、数百カ所のハンダ付け
部品にリード線を付けるため、数百カ所のハンダ付け
熱収縮チューブを加熱し、ハンダ付け部分の補強
熱収縮チューブを加熱し、ハンダ付け部分の補強
部品の固定にホットボンドを使用
部品の固定にホットボンドを使用
初心者スタッフによる試作
初心者スタッフによる試作

 

その他、リード線を数えきれないほど切り出したり、様々な部品を台紙に貼り付けたり、部品を確認して袋詰めしたりと、20名近くのスタッフが関わって、”簡単”にラジオを作れるキットが出来上がりました。

旅立っていった50個のラジオ、今もどこかで遊んでもらえていると良いなぁ。

 

 Written by W

(2015.9.9)

 

第20回イーハトーヴの科学と技術展 「簡単ICラジオを作ろう!」

恒例となっているイーハトーヴの科学と技術展に、今年も参加してきました。

  • 日 時:平成27年8月29日(土)、30(日)  10:00-17:00
  • 場 所:イオンモール盛岡 2階イオンホール
  • テーマ:簡単ICラジオを作ろう!

ICラジオ作製は、今回が初めてのテーマです。あらかじめキットを用意しているので、参加者はリード線をつなげるだけで、簡単にラジオが作れちゃう♪という内容です。

1日25セットを用意し、1時間に5セットずつと限定して行いました。

 

元となる回路図(↓)は、初心者には何が何だか分かりませんが…

ラジオ回路

かわいい図(↓)に従ってリード線をつなぐと…

ラジオ背景

ICラジオ(↓)が完成します♪

ラジオ完成品

 

このラジオは、通常のハンダ付けの代わりに圧着端子を使用することで、誰でも容易に配線できるようにしました。が、圧着端子の固定には力が必要で、子どもたちは必死に工具を握って作製していました。

ラジオ作製1 ラジオ作製2
ラジオ作製3 ラジオ作製4


このラジオ作製が、科学やものづくりに興味を持つキッカケになっていたら嬉しいです。

来場してくださった皆様、ありがとうございました ^^

 

 Written by W

 (2015.9.9)

金ケ崎町 科学体験教室「夏休み工作&研究!スーパーボールを作ろう」

平成26年8月4日(月)、金ケ崎町の中央生涯教育センターにて、科学体験教室「夏休み工作&研究!スーパーボールを作ろう」を実施しました。

参加者は金ケ崎町の小学生13名で、子供たちが夏休みの自由研究等の題材にもできるようにと、出前講義の形式で実施したので、その様子をご紹介します。

 

最初に、30分程度のミニ講義を行いました。今回のスーパーボールの原料となるラテックスの話や、後で使用する道具の使い方などを、スライドを見せて説明しました。子どもたちはメモを取ったりしながら、真剣に聞いていました。

ミニ講義の様子
ミニ講義

続いて、実際にスーパーボールを作りました。(手順は、過去の記事を参照)

中和を利用してラテックスを固めるため、作成の途中で、リトマス試験紙を使って液体の性質も調べました。

リトマス試験紙を使用中
リトマス試験紙で確認

また、市販のスーパーボール(大・小)を使い、様々な高さから落としたり、2個を重ねて落としたりして、弾み方の違いや力の伝わり方を学びました。

 

最後に、まとめの講義をして終了しました。家でも試せるように、リトマス紙や大小のスーパーボールといった教材は、持ち帰ってもらいました。

教材(スーパーボール、リトマス試験紙)
教材(スーパーボール、リトマス試験紙)

作る楽しみだけでなく、科学的に考える楽しみも感じてもらえたのではないかと思います。

 

 

Written by W

2014.9.3