平成26年度新人研修について

平成26年4月、山川裕美恵さん、多田静香さん、大志田宜明さんの3名が技術職員として採用され、新採用職員研修の一環として、工学系技術部の配属先研修が行われました。

・期間:2014年4月17日(木)~30日(水)

・概要:工学系技術部8グループの職場を見学する。並びに業務を実際に体験する。

各グループでの研修内容を下記にまとめました。


4/17(木):材料機能技術G 施設見学 (電子顕微鏡室,低温室,地域連携推進
センター,ものづくり研究棟)
アルミペン皿づくり
4/18(金):機械工学技術G 機械システム工学科の工作実習
[電気自動車の分解と組立]
4/21(月):環境・安全管理技術G  . 大学の安全衛生に関して (廃液回収,薬品管理業務)
教育学部の学生実験
4/22(火):電気情報技術G Arduinoで始める電子工作
4/23(水):ものづくり技術G 高度試作加工センターの紹介・見学
機械システム工学科の工作実習
[ペーパーウエイトの製作]
4/24(木):機器分析技術G 分析機器の紹介
施設見学 (電子顕微鏡室,低温室)
4/25(金):土木・環境技術G 地盤の表面波探査
コンクリートの強度試験
測量体験
4/30(水):化学・生命技術G 線虫の走化性行動実験
過去の地域貢献テーマ (銀色の小瓶をつくろう)

 


研修の様子を一部、ご紹介します。

SEMの説明(電子顕微鏡室)
SEMの説明(電子顕微鏡室)
電気自動車の分解と組立
電気自動車の分解と組立
完成した電気自動車
工作機械の説明
工作機械の説明
コンクリートの強度試験
コンクリートの強度試験
測量
測量

 

「工学系」といっても、様々な分野があることが実感できたことと思います。
これからも多くの知識を吸収し、業務に役立てていってください。

 

Written by W
2014.5.30

ものづくり技術グループ「新人研修」

新人研修5日目は、ものづくり技術グループが担当しました。(2014.4.23)
その様子を紹介します。
日時:4月23日(水)
場所:高度試作加工センター

当グループでの新人研修は、加工センターの紹介と見学に始まり、

ものづくり1

次は、工作機械を用いたペーパーウエイトの製作。
機械システム工学科の工作実習で行っている内容です。

フライス盤作業
フライス盤作業
旋盤作業
旋盤作業

 

後半は、数値制御工作機械と3Dプリンターの加工見学。

ものづくり4

ものづくりの楽しさを少しでも感じて頂ければ幸いです。

ものづくり5

エンジニア魂に火がつくことを心より願っております。

Written by ものづくり技術G
(2014.4.23)

『向小PTAまつり』に参加しました

9月28日(土)、盛岡市立向中野小学校のPTAまつりに、「スーパーボールをつくろう」と「輝く小瓶をつくろう」の2ブースで参加してきました。

それぞれの作り方と、当日の様子を紹介します。

 

☆ スーパーボールをつくろう

①作りたい色の色水を選び、ラテックスと混ぜる

②色水+ラテックスに、クエン酸水溶液を加えて、さらに混ぜる

③できた塊を取り出し、水の中で丸く成型する

④ボールの形になったら、水気をよく拭き取る

 * まだ乾いていないので、家で乾燥させると、完成

☆ 輝く小瓶をつくろう

①硝酸銀+アンモニアの水溶液を、小瓶の半分まで入れる

②ぶどう糖+水酸化ナトリウムの水溶液を、小瓶の口まで入れる

③そのまま15分、静置する

④中の液を捨て、蒸留水で3回洗う

⑤コルク栓をし、セロファン・シール・ビーズ・リボンで飾り付けて、完成

 * 低学年の児童は、あらかじめ銀色にした小瓶を使い、⑤から作成

 

 

2時間と短い時間でしたが、大盛況で終えることができました。

遊びに来てくれたみなさん、ありがとうございました。

Written by W

2013.10.16 

新人研修(化学・生命技術G)

4月23日(火)は、化学・生命技術グループでの研修です。

 

○ 午前の部

線虫を用いた行動実験を行いました。塩化ナトリウム溶液を滴下した寒天プレートに線虫をのせ、線虫の走化性行動をみる実験です。

初めての線虫、初めてのマイクロピペット、初めての顕微鏡下での作業、と、初めてづくしだったことでしょう。

 

○ 午後の部

最初に、地域貢献として学外のイベント等で行うテーマの中から、「スーパーボールをつくろう」を体験してもらいました。イベント参加者と同様の作業だけでなく、準備や片付けも行うことで、運営側の工夫や苦労を実感できたでしょうか。

次に、応用化学・生命工学科の学生実験室にて、とある研究室の研究紹介を聞いた後、学生実験で使用するガラス器具や電子天秤の説明を受けました。ホールピペットという器具で水を10ml量りとる所作も教わり、化学実験の一端に触れました。

 

今後、線虫と関わる機会や、ガラス器具で実験する機会は少ないかもしれませんが、今日の研修での経験が、いつか何かの業務に役立つと良いですね。

Written by W

 

おまけ  最後は全員で、使用した道具の片付けを行いました

実験廃液の回収

大学で教育・研究を進める中で、実験等にともなって多量の廃液が発生します。(例:化合物合成の溶媒、分析後の溶液、試料片の脱脂溶剤、機械加工の切削油、写真の現像液など。)これらの廃液には有害な化学物質が含まれており、当然、流し台などから廃棄することはできません。?

岩手大学では、実験廃液を定期的(1ヶ月に2回)に回収し、一括して廃液処理業者に処理を委託しています。回収日には、排出者自身が、廃液の入った容器を大学構内の回収場所へ搬入します。回収場所では技術職員が待機しており、搬入された廃液とその容器が、処理に回せる状態であるかの確認を行っています。

  確認事項の一部
   ・廃液の内容物やその量を、指定の用紙に書いているか。
    … 廃液に何が含まれているのか分からないと、正しい処理ができません。
   ・内容物に応じて、岩手大学で指定した区分の表示がされているか。
    … 含まれる物質やその性質ごとに分別することで、適切な処理が行えます。     
   ・容器の外側が薬品で汚れていないか。
    … 容器に触れた人や物に、薬品が付着する恐れがあります。

不備があった場合は、排出者に改善してもらい、次回以降も気を付けるように注意します。確認が済んだ廃液の容器は、区分ごとに保管され、数時間後には処理業者へと引き渡されます。

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保管中の廃液容器(カラーテープで区分)

実験廃液の回収業務は、化学薬品に関する知識が必要なことから、技術職員が携わっています。今年度は、工学系技術室と農学系技術室から担当者が選ばれました。

化学薬品は、不適切な扱いをすると、環境や人体に悪影響を及ぼしてしまいます。使用時だけでなく、廃棄の際にも細心の注意を払う必要があります。適切に扱うことで、世の中に良い影響を与えられるような成果が上がってほしいですよね。

 

Written by W(化学・生命G)
2012.6.12