新採用技術職員研修(土木・環境グループ)

平成25年4月18日は土木・環境グループが担当して新人研修を行いました。

研修のタイムスケジュールと内容は以下の通りです。

・    9:00~      土木・環境技術グループについての説明
・    9:30~12:00 社会環境工学実験の実施研修Ⅰ(コンクリート・大気環境の測定)
・13:00~15:30 測量学実習についての実施研修
・15:30~16:30 社会環境工学実験の実施研修Ⅱ(コンクリート)

研修では、はじめに土木・環境グループの人員や業務の紹介を行いました。

 

講師は、鳴海さん(左から3人目)と中村大樹さん(右)

 次に、実験室に移動し、社会環境工学実験の実施研修Ⅰ(コンクリート・大気環境の測定)として、コンクリートの作成と実験室内の作業中の大気環境の測定を行いました。

 コンクリートの作成では、材料の計量→練り混ぜ→型枠詰めの順に、コンクリート標準供試体の作成を行いました。

コンクリートの材料の計量中
コンクリートの練り混ぜ中の新人

 大気環境の測定では、コンクリート作成中の実験室内の作業環境を、エアサンプラーを用いて大気中のSPM(大気中浮遊粒子状物質)の採取とデジタル粉塵計でのSPMの測定を行いました。

エアサンプラーで大気中のSPMを採取中
デジタル粉塵計でのSPMの測定

  午後は測量学実習についての実施研修と、社会環境工学実験(コンクリート供試体の破壊強度試験)を行いました。

 まず最初に、社会環境工学科で行われている測量学実習の講義に2時間ほど参加してもらい、測量の概念を理解した後、測量機材(トータルステーション)を使って、実際に測角・測距を行って測量を体験してもらいました。

トータルステーションを使用した測量体験

 最後に社会環境工学実験(コンクリート)の実施研修Ⅱとして、コンクリート供試体の、破壊強度試験を行って新人研修を終わりました。

コンクリート供試体の破壊強度試験

 Written by 鳴海

新人研修(機器分析技術グループ)

機器分析技術グループ担当日  2013426() 9001700

午前:地域連携推進センター及びセンター内機器活用部門の紹介とcollabo miuの紹介
   質量分析装置(MS)やX線光電子分光装置(ESCA)・核磁気共鳴装置(NMR分析機器の紹介
   電子顕微鏡室の施設及び設備紹介
午後:工学部応用化学・生命工学3年次対象の学生実験(有機化学実験)の見学
   教育学部理科教育科における教育・研究支援に関する紹介
   教育学部学校教育教員養成課程3年次対象の基礎実験(小学校理科B)の見学
右図は、地域連携推進センター内機器活用部門について紹介をしているところです。化学・生命技術グループに配属となる新採用職員もいるため、扱っている分析装置や設備などについては詳しく説明を行いました。

 

 

 

  
 右図は、質量分析装置(MS)の説明を行っているところです。質量分析法とはどういうものか・どんなサンプルが測定できるか・測定結果から何が分かるか等について詳細に解説をしました。

 

 

 

 
 教育学部では、教育学部(主に理科教育科)で行っている教育及び研究支援について紹介しました。特に、工学系技術室職員の多くが教育支援に携わっている「小学校理科の授業について、求められる支援体制を説明し、実際の授業の様子も見学しました。

 

 

 

 右図は、研修の合間に撮影した新採用職員名の記念写真です。化学・生命技術Gの渡辺美和さんからのリクエストで撮影したこの写真は、NHKで放送中の連続テレビ小説「あまちゃん」のエンディング【その仕事に就いてまだ日が浅いけれども、仕事を極めるべく奮闘している方々の様子紹介】へ応募する予定です。

 

Written by 藤崎

 

 

 

 

平成25年度新人研修が始まりました

平成25年4月に採用された、岩渕さん、菅尾さん、米倉さんの3名の新人と、平成24年9月に採用された佐藤さんの研修が始まりました。
4月17日(水)は、ものづくり技術グループにおいて、「3次元CAD実習」を行いました。
写真は研修風景の一コマです。

講師は、加賀さん(左)と武田さん(中)です。

皆さん、真剣な表情で、講師の説明を聞きながら、がんばっています。

 (Written by ものづくり)

FE-EPMA研修(第3弾)が行われました

FE-EPMA研修(第3弾)が行われましたので報告します(2012.7.24)。

今回は前回の後半に行った、標準試料のX線強度測定の続きを行いました。
今回の試料はこちら。サンプルは1から12まであり、それぞれ黒っぽくなっている部分を測定します。

前回のサンプルが単一の元素だったのに対し、今回は化合物です。含まれている全ての元素が、測定データに反映されているかどうか確認しながら、慎重に作業を進めていきました。

元素によっては、測定に適切な分光結晶を選択するのに時間がかかってしまうこともあります。しかしながら、標準試料のX線強度測定に伴う一連の作業に関しては、だいぶ身に付いてきたように感じます。

Written by mito(材料機能技術G)
(2012.7.28)

 

FE-EPMA研修(第2弾)を開催

前回、研修を行ったのが約1か月前。
あまり間が空いてしまうと折角覚えたことを忘れてしまいます。
「早いうちに復習しよう!」ということで第2弾を開催しました(2012.6.22)。

 

今回の試料はこちら。

上から時計回りに、Fe-Si(鉄-ケイ素)合金2種類、500円玉、50円玉の計4種類です。
分析依頼を受けた試料が2つで、試料ホルダが2か所空いてしまったため、硬貨も観察してみることにしました。

 

先ずは、前回の復習ということで、SEM像(二次電子線像)及びCOMP像の観察とカラーマップの作成を行いました。
カラーマップでは、指定した元素ごとに特性X線像が観察可能で、存在する箇所が特定出来ます。
また、濃度変化に伴い、【 赤色(濃度が濃い箇所)~黄色~緑色~青色~黒色(元素が存在しない箇所)】 と色も変化するので、濃度分布も分かります。
下の図は今回のFe-Si合金の分析結果です。
複数の元素をまとめて表示しています(9分割)。

・マグネシウム:Mg-Kα線
・鉄:Fe-Kα線
・カルシウム:Ca-Kα線
・ランタン:La-Lα線
・ケイ素:Si-Kα線
の存在する箇所と濃度分布が分かるかと思います。

 

次に、定量分析のときに必要な標準試料のX線強度測定の仕方を学びました。
標準試料のデータは、未知試料のデータと照合する際にベースとなるものなので、その測定には高い精度が要求されます。
作業はかなり慎重に行いました。

 

と、今回はここで時間切れ。
しっかりと復習し、次回の研修に備えたいと思います。

Written by mito(材料機能技術G)
(2012.6.26)