前期 寒剤利用講習会&ユーザー登録を実施しました

年度はじめは、研究室配属などにより、新たに寒剤を利用する方が増えます。
低温室では、年に2回、寒剤利用者を対象とした寒剤利用講習会を実施しています。
この講習会は、高圧ガス保安法によって実施が義務付けられており、教育研究だけでなく、イベント等で寒剤を使用する方も受講対象となります。
岩手大学では、液化窒素および液化ヘリウムを初めて使用する際は必ず受講していただくようお願いしています。
あわせて、受講が完了した方のうち希望者に、液体窒素自動汲み出し装置のユーザー登録を行っています。

今回は、以下の日程で行われたユーザー登録の様子をご紹介します。
講習会については、事前にオンラインで実施(動画視聴および確認テスト受験)しているため、この場では、テストに合格した方のユーザー登録(汲み出し装置のログイン時に必要な職員証または学生証のデータを登録する)を行っていきます。
理工学系技術部所属の低温室スタッフ5名で対応しました。

液体窒素自動汲み出し装置のユーザー登録

  • 日時:令和5年5月15日(月)~17日(水)いずれも 13:00~16:00
  • 場所:低温室(C12 極低温発生装置室)
  • 担当:理工学系技術部 中村(光)、田中、伊藤、吹上、岩渕
液体窒素自動汲み出し装置(理工学部)
登録を待つユーザーの方々

雨が降ったり、暑くなったりと天候の変化が大きい3日間となりましたが、無事日程を終えることができました。
次回は11月頃開催予定です。

Written by N,T,I,F and I
(2023.5.22)

「早期情報伝達システム」の実証実験の様子が報道されました

理工学系技術部の千葉 寿 技術室長(ほか複数名)らは、住宅用火災警報器とスマートスピーカーとを連携して火災の発生を素早く知らせる仕組み「早期情報伝達システム」(競争的外部資金(令和4年度消防防災科学技術研究推進制度)採択課題)について研究開発を進めています。このシステムの実証実験が令和5年3月25日(土)に矢巾町にて実施されました。また、この時の様子が令和5年3月28日(火)の岩手日報22面に掲載されました。ぜひご覧ください。

この記事は岩手日報社の許諾を得て転載しています。
また、「岩手日報社に無断で転載することを禁じます」

尚、この記事は岩手日報Web版でも紹介されております。以下からご覧ください。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2023/3/29/138404

Written by 広報委
(2023.4.7)

伊藤達博技術専門職員が日本鉄鋼協会鉄鋼技能功績賞を受賞しました

mito20230324

一般社団法人日本鉄鋼協会第185回春季講演大会が東京大学において開催され、当技術部の伊藤達博技術専門職員が、鉄鋼技能功績賞を受賞しました(2023.3.8)。
材料の組織と機械的性質評価の研究・技術支援等の功績を評価されての受賞です。

受賞に関する詳細は、一般社団法人日本鉄鋼協会HP表彰のサイトをご覧ください。

また、本件は以下の関連サイトにも掲載されております。
あわせてご覧ください。

●岩手大学HP
https://www.iwate-u.ac.jp/info/news/2023/03/005619.html
●岩手大学公式Twitter
https://twitter.com/Iwate_Univ_PR/status/1640944515975634944

伊藤_鉄鋼技能功績賞

Written by 広報委
(2023.3.28)

グループ研修にて鋳造実習を行いました (材料機能技術グループ)

 材料機能技術グループにて、グループ研修を行いました。
今回は、材料機能技術グループの支援分野の一つである「鋳造」の実習を行いました。
 本研修では、材料機能技術グループの伊藤さんに指導していただき、鋳造初体験のグループメンバーが3名参加しました。また、TAの学生さん2名に補助していただきました。

  • 日時:令和4年7月28日(木) 13:00 ~ 15:00
  • 場所:ものづくり研究棟 鋳造実習室
  • 内容:鋳型の造型、鋳込み、型ばらし、仕上げのひと通りの作業を行い、アルミ製ペン皿が完成するまでの工程を理解する。

今回、鋳造によって作成する鋳物はアルミ製ペン皿です。
裏側にアルファベットで名前を入れることにしました。

①鋳型の造型
砂を材料とした鋳型を作成しました。
つき固め(砂を押し固める)の工程では、力加減が弱すぎると鋳型が崩れてしまい、逆に強すぎるとアルミを流し込んだ際にガスの逃げ道がなくなりうまくいかないそうです。

②鋳込み
完成した鋳型に溶解したアルミを流し込みます。

③型ばらし
鋳込み後、5分程度冷まし鋳型を崩し鋳物を取り出します。
鋳物がまだ熱いので、さらに冷まします。

④仕上げ
最後に、付着している砂やバリを除去したら完成です。

アルミ製ペン皿が完成しました!
鋳型にうまくアルミが流れ込まず、いびつな形になってしまいましたが、手作り感が出ていて、これもまたいいなと思いました。ペン皿の裏側には名前がきれいに入りました。

今回のグループ研修を通して、支援分野が異なるグループメンバー同士業務への理解を深めることができました。今後の業務へ活かし、支援の幅を広げていきたいと思います。

written by C.N
(2022.9.16)

第16回奥州中学生ものづくりセミナーin岩手大学

奥州市近郊の中学生を対象に、ものづくり体験ができるプログラム「第16回奥州中学生ものづくりセミナーin岩手大学」が、岩手大学ものづくり研究棟を会場に開催されました( ※昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止となったため、2年ぶりの開催)。
理工学系技術部スタッフは、午後からの鋳造実習で、指導にあたりました。

「アルミを溶かして“ペン皿”づくりにチャレンジ~鋳物砂を使った本格的な鋳造実習~」

  • 日時:令和4年8月3日 13:00~15:30
  • 場所:岩手大学ものづくり研究棟鋳造実験室
  • 受講者:10名
  • 指導スタッフ(理工学系技術部):
     中村 光輝  材料機能技術グループ
     伊藤 達博  材料機能技術グループ
鋳型(砂型)の造型指導
鋳型から取り出したペン皿の冷却

Written by mnaka & mito
(2022.8.19)