7月27日(水)開催の「研究成果報告会2011(JSTイノベーションサテライト岩手主催)」にて、
当技術室 小綿利憲 副技術室長が
「自動車車体用高マンガン鋼スクラップをリサイクルした高性能鋳造品の開発
~被災自動車のリサイクル技術(平成19年度シーズ発掘試験採択課題)~」
を発表し、翌7月28日(木)の岩手日報8面(経済面)にて大きく報じられました。
紙面では
「Mnが多い鋼を利用した鋳鉄製品は固くてもろい組織(チル化)になる。この課題を解決するため、Mn含有量が0.5~1%(通常0.2%程度)と高い鋼スクラップを溶かす際に希土類元素やアルカリ土類金属を添加することで黒鉛粒数を増やし、チル化を大幅に抑制した球状黒鉛鋳鉄の製造に成功した。(岩手日報2011年7月28日付け朝刊より引用)」
と紹介されており、この技術が、津波で被災した自動車のリサイクルに活用されるものと期待が高まっています。
◆「被災車両 活用可能に」盛岡で研究成果報告会 技術開発など発表
7月28日(木)岩手日報8面に掲載