梱包作業しました

2011/6/29

昨日28日の梱包は、ノートパソコン10台、プリンタ3台、無線ルータ2台のセット。
それとノートパソコン35台でした。
ノートパソコンにはマウスを付けています。

本日29 日はノートパソコン11台とノートパソコン14台+デスクトップ3台の2セットを梱包しました。

が、マウスの在庫が無くなってしまいました。
緊急のため、家電量販店へ出向き、マウスを25個買ってきました。
それでも、まだまだマウスは足りず、さらに50個発注しました。

出荷が続いています。
写真は被災地3か所へ向けて、併せて63台のPCが送られる前の段ボールの列です。


在庫はまだまだあります。
特にデスクトップは沢山ありますよ~。

ご依頼、待ってます。

低温室とは

低温室とは全学に寒剤(液体窒素、液体ヘリウム)を供給している全学共通施設です。利用内容は様々で教育研究の重要インフラでもあり、多くの技術職員が管理運営にあたっています。今年大幅な設備更新を行ったので業務内容も含めて紹介します。

  • 液体窒素(-196℃)の供給

液体窒素は空気を冷却することで製造されるため、安価な寒剤で細胞の凍結保存、凍結切片等試料作製、超伝導、電子顕微鏡等多岐にわたって利用されています。

写真は今年設置された液体窒素自動充填システムです。

  • 液体ヘリウム(-269℃)の供給

ヘリウムガスは空気中に微量しかなく、天然ガスに含まれているヘリウムを分離し作られています。日本ではほとんどを輸入し、希少で価格も高くなっています。そこで低温室では使用したヘリウムを回収し、再液化しNMR、超伝導磁石等に利用されています。安定供給するため回収率、回収純度の向上に努めています。

写真は今年導入したヘリウム液化装置です。

これらの寒剤は爆発、酸欠、凍傷などの危険があるため、利用には注意が必要です。岩手大学ではありませんが現実に死亡事故も起こっています。

低温室では、寒剤を安全で安定に供給するため講習会や日常点検、保安検査等日々行っています。また低温室は高圧ガス製造設備になっていますので、高圧ガス保安法の規制を受けています。

次回、低温室と高圧ガス保安法について紹介します。

学生実験支援の紹介

化学系の学科かな(?)と思われるような、無機系の化学実験と電気化学実験の支援の様子を紹介します。

最終的に分析機器による分析をしますが、前段階として試料を溶解し溶液にしなくては、測定することができません。以下では、前処理の様子や、各種分析の様子を紹介しています。

↓ 亜鉛を電解採取し、その重量から電流効率・電気エネルギー量を検討します

↓ 水素化ひ素をピリジン溶液(Ag-DDTC溶解)に吸収させ呈色反応し、
吸光光度計にて測定します

↓ 亜鉛地金中の鉛を原子吸光光度計で測定

↓ チオ硫酸ナトリウム溶液によるCu分析

↓ 分解電圧を測定し、電解製錬における電解採取の原理を理解

使用する器具はほとんどが、ガラス製ですので取り扱いには、充分な注意が必要です。また劇物指定の試薬を使用しますので、ドラフトチャンバーおよび室内の換気扇は、フルに作動させます。もちろん廃液は分別回収しています。