震災復興PC業務の記録

記録のために、ここに掲載します。

本業務に関わった方で、抜けていること、誤っていることがありましたら、星まで連絡をください。

なお、ICT機器受け入れはトピック的なケースのみ記載していますし、毎日行っていたPC整備は記載していません。

 

2012/03

11金 東日本大震災発生
17木 熊本大学総合技術研究会出張取り消し
26土 防災センター長より全学に、ネット接続環境整備と無線・携帯電話・パソコン等機器の期限付き無償貸出について、協力要請が発せられる
28月 工学部から提供可能なPCの調査開始(取りまとめ集計はものづくりEF)
技術室室長(工学部長)からのICT機器提供に対する支援要請を受諾、小綿副室長より室員に要請への協力依頼メールが発せられる
支援のための組織を決定、副室長が組織の統括となり、4班体制とする
班長会議
復旧関連の情報受付用に用意されたアドレスに来るメールの振り分け担当開始
29火 ICT機器提供に関して班長会議の結果を報告
ノートPC1台が早くも安全衛生管理室に持ち込まれ、急遽受付簿を作成
PC持ち込み手順について意見交換
30水 既に学外から200台送付可能という情報が入っていることが判明、未曾有の作業が現実味を帯びてくる
被災地では電気やNTT関係の復旧に、まだ一週間くらいかかるとの情報有り
安全衛生管理室には持ち込み開始の連絡は無く、申込リストも届いていないにも関わらず、既に5台のPCが持ち込まれる
PCの受付を地連センター1本にしたいとの情報が入ってくる
31木 工学部長より復興のためのICT機器提供のお願いを発信

2011/04

1金 情報の共有化がうまくいっていないことを各スタッフが強く認識し、積極的に情報交換を行う
本業務を『震災復興PC業務』とし、副室長より業務開始の宣言がなされ、業務の班編制が示される
コアメンバ会議
ものづくりEFからPC提供者リストが提供され始める
作業場所(防災センター講義室)と保管場所(防災センター実験室)が決まる
物品の受け入れと情報管理の業務が先行して始まる
4月 作業内容に未定の部分が多いまま、統括補より各班長に作業開始を依頼
統括より室員へ震災復興PC業務の体制と、この業務に関して他からは要請の無いことが周知される、加えて統括補より業務に関する連絡方法等の周知がなされる
5火 Windows等のライセンスについて、マイクロソフトから90日間無償ライセンスが提供される事になる
6水 学内の様々なところで独自の動きがあり、技術職員が混乱を起こさないよう統括から改めて注意喚起がなされる
情報管理班が提供されたPCのリストを一回目のまとめとして報告
統括より、必要な物品や事項については必ず統括補を通すこと、情報の混乱を収拾するため各班長は統括補に必ずメールを入れること、の指示が出る
PC整備用にコンプレッサーを導入、インストール用メディアも揃ってくる
これまで混乱していた状況が落ち着いてきたところで、統括補からまとめの報告
7木 集まったPCのチェックを開始
学外からのPC搬入開始
深夜の大余震で岩手県内また停電
11月 ソフトウエアのインストール作業開始
市町村に対し、必要なICT機器の取りまとめのお願いを発信(工学部長)
12火 サプライ班、周辺機器の動作確認を開始
14水 第一便としてノートPC10台を発送
2011/4/15 機器・分析技術研究会のMLにICT機器提供を呼びかける
15木 3Gルータ 2台 発送
17日 副学部長が作成しているICT機器提供のwebページがまとまり始める
18月 沿岸を公用車で周りICT機器の配布提供を行う(デスクトップPC 7台、ノートPC 1台、プリンタ3台、3Gルータ 2台)
19火 ICT機器提供の今後の活動についてコアメンバ会議
20水 デスクトップPC 5台を盛岡市内の情報企業に届ける(行政向けアプリをインストールしてから搬入するため)
PC 7台を発送
ICT機器提供の再度のお願いを工学部教職員に発信
22金 コアメンバ会議
25月 ノートPC17台他受け入れ
26火 礼状を出すフロー決まる
ノートPC 10台を発送
28木 宮古市の避難所等を公用車で周りICT機器の配布提供を行う(PC10台、プリンタ 10台)

2011/05

2月 学生ボランティアの募集始まる
9月 デスクトップPC 5台を発送
10火 プリンタ 5台を発送
16月 学生ボランティアへの説明会
17火 荷物が大量に届く
学生ボランティア始動、学生ボランティアへの指導開始
デスクトップPC3台、ノートPC 31台、プリンタ2台、複合機1台、ハブ等ネットワーク機器を発送
23月 デスクトップPC 8台、ノートPC 14台、ブロードバンドルータ、LANケーブルを発送
24火 ノートPC86台受け入れ
ノートPC 5台発送
25水 「子どもの学び支援ポータルサイト」にプリンタの提供情報を登録
ノートPC 1台、インクジェットプリンタ 2台、レーザプリンタ 5台、スキャナ複合機 2台、ファックス複合機 1台、ハブ等ネットワーク機器発送
26木 ICT機器大量受け入れのため、作業者を緊急招集
機器・分析技術研究会(信州大学)よりICT機器提供に関する取り組みの発表依頼あり
27金 文科省/「子どもの学び支援ポータルサイト」からの反応あり
30月 PC 65台発送
県外にレーザ複合機 1台発送????? (県外初出荷)
31火 県外にA3カラーレーザプリンタ 1台、A4カラーレーザプリンタ 2台発送
ノートPC 5台、プリンタ 5台発送
PC受け入れ終了、残りは6月に大量送付されるPCのみ

2011/06

6月 九州大学より視察
9木 コピーツール揃う
10金 PC42台受け入れ
13月 ノートPC8台発送
17金 デスクトップ40台受け入れ(PC最後の受け入れ)
ノートPC3台、A4コピー機 1台発送
20月 ノートPC 5台発送
21火 朝日新聞取材
22水 ノートPC 15台発送
24金 PC整備終了
28火 ノートパソコン45台他の梱包作業
ノートPC 10台、レーザプリンタ 3台、無線ルータ 2台発送
29水 ノートPC 35台発送
ノートパソコン25台、デスクトップ3台の梱包作業
30木 ノートPC 25台、デスクトップPC 3台発送

2011/07

6水 県外にノートPC 10台発送
8金 ICT機器提供活動が朝日新聞岩手県版に掲載される
7カ所に、ノートPC 26台、デスクトップPC 1台、インクジェットプリンタ 4台、ハブ 2台発送
11月 デスクトップPC 1台、ノートPC 4台発送
15金 ノートPC 12台、デスクトップPC 1台、インクジェットプリンタ 1台、レーザプリンタ 2台発送
20水 ノートPC 22台、デスクトップPC 1台発送
22木 ノートPC 3台、インクジェットプリンタ 2台発送
28木 6号館改修工事にともなう引っ越しのため、PCの保管場所を移動
29金 ICT機器提供活動がIBCニュースエコーで紹介される

2011/08

5金 情報処理センターPC 500台供与のためのPC整備作業
6土 情報処理センターPC 500台供与のためのPC整備作業
7日 情報処理センターPC 500台供与のためのPC整備作業
9火 ガンダイニングの取材(10/18放送)
情報処理センターPC 500台供与のための梱包搬出作業
県外にノートPC 27台、デスクトップPC 23台、レーザプリンタ 1台、LANケーブル20本,ハブ 5台発送
10水 情報処理センターPC 500台供与のための梱包搬出作業
11木 県外にノートPC 25台発送
18木 ノートPC 2台、レーザプリンタ 1台、LANケーブル 2本、ハブ 1台発送
23火 ノートPC 3台発送
30火 情報処理センターPC 500台供与のための梱包搬出作業
31水 情報処理センターPC 500台供与のための梱包搬出作業
ノートPC 5台,デスクトップPC 5台発送

2011/09

5月 ノートPC 3台、インクジェットプリンタ 3台発送
8木 機器・分析技術研究会(信州大学)で本取り組みを発表
16金 カラーレーザプリンタ 1台、ディスプレイ 2台発送
28水 デスクトップPC 10台発送
30金 最後の出荷に向けて荷造り

2011/10

3月 最後の出荷に向けて整理
デスクトップPC 7台、ノートPC 10台、インクジェットプリンタ 2台,レーザプリンタ 1台発送
5水 最後の出荷、引っ越しパックで5か所にデスクトップPC 53台、ノートPC 45台、インクジェットプリンタ13台、レーザプリンタ13台
11火 ガンダイニング『震災復興の取組(1)』で紹介される http://www.iwate-u.ac.jp/koho/gandaining.shtml
12水 打ち上げ(工学部食堂)
14金 提供PC故障の連絡あり
18火 ガンダイニング『震災復興の取組(2)』で紹介される http://www.iwate-u.ac.jp/koho/gandaining.shtml
27木 PC提供依頼の団体が来学し直接PCを渡す、これが最後のPC提供となる
提供PC 602台、プリンタ89台、提供先112カ所となる
ライセンスリストの最終版作成
提供活動の終了宣言
28金 提供された(寄付された)ICT機器は、PC 631台 (デスクトップ 181、ノート 450)、 プリンタ 128台 (インクジェット 66、レーザ 62)、 他ネットワーク機器 多数

2011/11

4金 要望と合わず提供できなかった物品についての取り扱いを検討
9水 残っているサプライ品のリストを作成
10木 学内教職員から提供された貸与品の返却を開始(返却対象6台、3台返却、3台はICT機器配布会へ)
11金 県外にトナーとドラムを発送
14月 「子どもの学び支援ポータルサイト」の情報を元にプリンタの問い合わせが来る
15火 「子どもの学び支援ポータルサイト」に掲載していたプリンタ提供の支援提案記事を削除
17木 残っているPC並びにPC関連品のリストを作成
21月 プリンタの支援要請あり(最後の要請として受付)
24木 プリンタ1台を発送(これが本当の最後の発送となる)

2011/12

9金 ICT機器配布会(義援金募集)、義援金は総額55,400円となる
20火 義援金の振り込み(最終的に82,500円)

2012/03

14水 実験・実習技術研究会(神戸大学)で本取り組みを発表

2012/07

3火 文科省からの感謝状を工学部長より授与される

 

統括
統括補
情報管理班 主な業務:安全衛生室からの物品搬入、物品の管理、メンテナンス状況の管理、保管品の管理、譲渡希望品の管理等、譲渡品搬出管理
Windows(Linux)班 主な業務:PCの状態とスペックの確認、PCの清掃、HDDの初期化、OSのインストール他、個票の作成
Mac班 主な業務:PCの状態とスペックの確認、PCの清掃、HDDの初期化、OSのインストール他、個票の作成
サプライ班 主な業務:周辺機器について、物品の状態と管理、清掃、動作確認等、個表の作成、消耗品の分類整理

Written by 統括補
(2012.6.12)