日々

○月○日
研究室支援~試薬の整理
使わなくなった試薬をどうする。。。廃試薬にする?廃液にする?

○月○日
午前 : 学生実験準備
さびさびワニ口クリップの付け替え~いもハンダ~付け直しー
午後 : 学生実験
うまく動くのか??

○月○日
午前 : 廃液・使用済み試薬瓶回収
A:瓶洗った?濡れてるのは有機溶媒?水?
クンクン
A:ゴホゴホゴホゴホ    溶媒じゃん。次から乾かして持ってきてよ。
B:すみません、気をつけます。
午後 : 研究室支援~部屋片付け
使ったものはもとの場所へー
器具は洗おう~整理整頓

○月○日
試料測定
理論値と合わない。。。どうする。再測定?助燃剤添加?

日々、こんな感じで仕事をしています。

Written by yuko
(2012/06/15)

 

最近の業務について

今年度グループを移動し、化学・生命Grの所属となりました星です。
最近の業務について 、ちょこっと報告。

基本的に、以前のグループの仕事を継続しています。
研究支援としては、線虫の行動実験と解析を行っています。
また情報システム工学コースの教員への支援も行っています。

学生実験では、応用化学・生命工学実験の、7月から始まるRubyによるプログラミング実習を担当します。
また情報システム工学コースの学生実験や演習も担当しています。

地域貢献業務では、出前もの作り教室のテーマとして、CDを使った分光器の製作を担当しています。

応用化学・生命工学科より依頼があり、教室等の予約システムを作成する準備を行っているところでもあります。

仕事をしているっぽい画面を、ちょこっと。

プログラミングのために2画面使って作業してますが、画面サイズが違うのが悲しい…

今年の3月に行った、九州工業大学情報工学部技術部主催の情報技術研究会はおもしろかったですね。
お世話になりました。
また、行きたいでぇす。

Written by ぽ(化学生命Gr)
(2012/06/12)

業務内容の紹介

工学系技術室 化学・生命技術グループに所属する私・高橋諭の業務の一端を紹介します。

主たる依頼業務先は応用化学・生命工学科の成田榮一先生(教授)です。
成田先生の専門分野は無機工業化学、無機材料化学、粘土化学、環境化学です。

研究支援で私が関わっているテ-マは、

1.層状化合物の合成と分離・固定化に関する研究

2.木質炭化物の吸着特性に関する研究

3.未利用資源ならびに産業廃棄物の化学的利用に関する研究

です。

研究で使用する装置の保守・管理も行っており、X線回折装置,熱分析装置,全有機体炭素計,原子吸光分光光度計,吸光光度計,イオン分析計,比表面積測定装置,ガスクロマトグラフィを担当しています。

教育支援としては応用化学実験Ⅰ(応用化学・生命工学科)、化学実験(社会環境工学科)において実験で使用する試料・溶液の調製を行うとともに学生が理解しやすいような指導を行っています。

資格としては有機溶剤作業主任者,特定化学物質等作業主任者を有しています。

Written by 高橋(化学生命Gr)
2012/6/11

線虫は私のパートナー・・・・?!

化学・生命Grでは、研究支援の一つに線虫を使った実験を担当しています。

線虫の飼育や培地の準備そしてAssay(行動実験)を行います。

他の業務と線虫の生育状態とのスケジュール管理には気を使います。

しかし、データがそろいエクセルで整理してグラフを作成した時には、ちょっと達成感も味わう(^^)という具合です。

Written by SSasaki(化学生命Gr)
(2012.06.13)

↓線虫を観察しているところ

熱分析装置の研修を行いました

2012.2.21 材料機能技術グループにおいて,今年マテリアル工学科に設置された熱分析装置(下写真)の研修を行いました.

当グループの技術職員1名が装置の管理者を担当していますが,その管理者を含め,技術職員の誰もその装置を本格的に扱った人はいません.事前に業者の方が講習会を開き,その様子を動画に収めていましたので,それで予習をしたり,熱分析の教科書を購入し,事前に準備をしたうえで研修に臨みます.

熱分析を簡単に説明すると,「物質の温度をプログラムに従って変化させながら,その物質のある物理的性質(今回は質量変化)を温度の関数として測定する技法の総称」です.この装置は,大気中,ガス雰囲気中及び真空中で熱分析を行うことができ,今回は真空中での熱分析にトライしてみます.

まずは電子秤で規定量の試料を白い小さな容器に入れます.(下写真) 粉末の試料と小さな容器が相まって,なかなか容器にうまく入ってくれません.鼻息で試料を飛ばすこと数回,電子秤の皿の上にこぼしてやり直し数回.なかなか根気のいる作業です.

やっとのことで規定量の粉末を入れた容器を装置に設置します.装置本体の上部にある黒いカバーを上げると,2つ穴が開いた白いホルダ(下写真中央)があり,その穴の中に銀色の小さな皿(直径4~5mm)が見えます.そこに先ほどの容器を置きます.手が震えてこぼさないように,ピンセットを両手で支えながら慎重に容器を置きます.

さて,苦労してようやく準備が完了し,真空中の熱分析をするため,真空引きを始めたところでトラブル発生です.真空がうまく引けないようです.大気圧でも分析できることだし,ということで気にしないで熱分析を続行したところ,結果が予想したものと違うようです.試料がどうなっているか確認してみると,なんと試料が全くなくなっています.2,3度やってみましたが真空引きの段階で試料がなくなっていることがわかりました.真空引きで試料が吸われてしまったようです.

真空に詳しい職員を中心にして,装置の真空ライン(上写真)のチェックを行ったところ,信じられないことに真空ライン中のコネクタのOリングがなくなっていることが判明しました.上のコネクタ部を分解したのが下の写真です.赤矢印で示した黒いゴム製のリング(Oリング)がなくなっていました.Oリングがないと真空引きしたときに外気が簡単に入ってきてしまい,真空度が上がりません.見た目は小さくても,非常に重要な部品です.初めて分解したときOリングがなくても,素人はそんなものかなと納得しそうですが,さすがは真空職人,何かが変だと気が付きました.

幸い装置の近くに放置されていたOリングがぴったりはまったので事なきを得ました.誰かが分解後,Oリングだけそのままにしていたのだと思いますが,装置の事前チェックの大切さを思い知らされました.そして,真空を無事に引けることを確認後,熱分析を行い良い結果を得ることができました.

今回の研修では装置の基本的な使い方を学ぶにとどまりましたが,トラブルが発生しても,職員同士でいろいろ議論しながら最終的にトラブルを解決できたのはよい成果だったと思います.同じグループでも,真空が得意な人,機械が得意な人,化学,電気情報が得意な人,それぞれの個性を活かして,グループ内で助け合って盛り上げていければいいですね.

Written by 村上(材料機能技術Gr.)
2012/5/30