高大連携事業 加工実習

平成27年8月5日(水)~7日(金) 黒沢尻工業高校の専攻科の学生を迎えて、加工実習を行いました。

高大連携事業として、数年前から実習形式で行われている本講習。

今年は4名の学生を迎え、岩手大学で研究が行われている鋳造を軸に鋳型のデザイン・加工、そしてその鋳型を使った鋳造実習を行いました。

 

鋳型とするのは、この葉っぱ型のコースター

コースターの鋳型
コースターの鋳型

この中央部に自分の好きなデザインを作ってもらいました。

 

1日目 CAD・CAM実習

初日はまずCADを使って、学生に自分の好きなものや思いついたデザインを設計してもらいました。

午後はCAMを使い、設計した鋳型を工作機械で加工するためのプログラムを作成しました。

(CAM・・・CADデータを基に、工作機械の加工動作を制御するプログラムを作成するためのツール)

CAD実習の様子
CAD実習の様子

 

2日目 オープンキャンパス(施設見学)

本学でオープンキャンパスが開催されていたこともあり、それに合わせて大学の見学をしてもらいました。

大学で行われている研究や、それに使用される設備を見学して、岩手大学のことをより知ってもらうことができました。

 

施設見学の様子
施設見学の様子

 

3日目 機械加工 鋳造実習

いよいよ初日に設計した鋳型が形になる日です!

午前中は工作機械を使って、鋳型を加工しました。

(写真は残念ながら、取り忘れました、、、)

 

午後からは鋳造実習でした。

自分がデザインした鋳型を製品にするべく、型崩れしないよう、丁寧かつ力強く砂型を作製していました。

鋳造実習の様子
鋳造実習の様子

 

最後は誰も大きな失敗することなく、無事製品を完成させることができました!

 

鋳型を設計するところから、加工、鋳造までの流れを経験してもらうことができた本実習は

普段の学校での実習とは異なる有意義な経験になったのではないでしょうか。

この経験を少しでも今後に活かしてもらえたら、と思います。

 

Written by yo

2015.08.20

とびだせ!Yキッズ 「岩手大学体感ツアー」 体験学習会

平成27年8月6日(木)に山形公民館体験活動推進事業とびだせ!Yキッズ 「岩手大学体感ツアー」が行われ、工学系技術部は地域連携推進センターにて「回転のぞき絵(ゾートロープ)をつくろう」の体験学習会を担当しました。

小学生・中学生、計8名のみなさんは「ゾートロープのしくみ」「立体ゾートロープ鑑賞」「ゾートロープづくり」を体験されました。

ゾートロープのしくみ
立体ゾートロープ鑑賞
ゾートロープづくり

体験学習会の最初に「ゾートロープ作ったことある人いますか~?」と質問したところ、続々と手が挙がりとても驚きました。
しかし、みなさん熱心に講義を聞き、立体ゾートロープも目を輝かせて鑑賞してらっしゃいました。
また、付き添いの先生方もゾートロープづくりに大変興味を持って頂けたようでした。

改良後の立体ゾートロープ
改良後の立体ゾートロープ

実はこちらの立体ゾートロープ、昨年から改良を行いまして、参加者のみなさまも手軽に操作できるようになりました。
立体ゾートロープの仕組みを、1つ1つ体感できるようになっております。
みなさんの楽しそうな表情をみると、我々も作製して良かったと胸が熱くなりました。

体験学習会後はオープンキャンパス開催中の大学内を見学されたそうです。
みなさま、ありがとうございました。

Written by T
2015.8.18

子どもものづくりセミナー開催(平成27年度)

毎年この時期の恒例行事となっている子どもものづくりセミナー
今年も、盛岡市近郊および奥州市の中学生を本学に迎え開催されました。
工学系技術部のスタッフは、午後からのペン皿づくりの指導にあたりました。

 

第17回いわて・子ども・ものづくりセミナー

鋳造学習-アルミを溶かしてペン皿を作る

  • 日時:平成27年8月3日(月) 13:00~15:30
  • 場所:岩手大学ものづくり研究棟鋳造実験室
  • 受講者:9名(盛岡市近郊の中学生)
  • 指導スタッフ(工学系技術部):

小綿 利憲 (第一技術室長)
菊池 護   (機械工学技術グループ)
伊藤 達博 (材料機能技術グループ)

 

第11回奥州子どもものづくりセミナーin岩手大学

鋳造実習-アルミを溶かして「ペン皿」つくりにチャレンジ

  • 日時:平成27年8月5日(水) 13:00~15:30
  • 場所:岩手大学ものづくり研究棟鋳造実験室
  • 受講者:18名(奥州市の中学生)
  • 指導スタッフ(工学系技術部):

小綿 利憲 (第一技術室長)
菊池 護   (機械工学技術グループ)
伊藤 達博 (材料機能技術グループ)

 

両日ともとても暑く、熱中症の心配もありましたが、
誰一人リタイアすることなく、ペン皿をつくりあげることができました。
また、最後にヤスリ掛けをして仕上げるのですが、
まるで職人のようなヤスリさばきをする子がいてとても驚きました。

※今回はうっかりしており、作業中の写真を撮り忘れてしまいました。
文章のみでお楽しみください。

 

Written by mito
(2015.8.10)

頭と体と心の3体験(みたいけん)フェスティバルに参加しました!

平成27年7月12日(日)に開催された「頭と体と心の3体験(みたいけん)フェスティバル」に我々技術部も参加しました。

出展内容は「回転のぞき絵(ゾートロープ)をつくろう」です。

チラシ チラシ2

当日は快晴ということもあり会場来場者数は非常に多く、ゾートロープ作製数もこれまでの1日平均約80個に対し倍近くある155個と過去最高でした。

ありがとうございました。

今までのイベントでは絵を描いたり、シールを貼ったり、自分オリジナルのゾートロープを作りたいという子供たちが多くいました。

そのため、私たちは誰にでも簡単に動物などの複雑な型を抜く事が出来る、紙専用の型抜きパンチ(クラフトパンチ)を用意していました。

しかしクラフトパンチは、15~25kg程度の力を加えなければならず、子供一人で使用するには不便でした。

そこで今回用意した補助具を使用することにより、1~3kg程度の力のみで型抜きができるようになりました。

図1

これを用いることによりクラフトパンチを簡単に使用している子供たちが多く見られました。

図2 0CIMG2239

完成したゾートロープはカラフルなものが並んでおり、自分が作ったものを実際に回して絵が動いて見えるのを確認すると、嬉しそうにしていました。

画像1 画像3
画像2IMG_0744

たくさんのご来場ありがとうございました。

また私たちのほかにも様々な種類のブースがあり、私たちの隣では雷を発生させる実験が行われていました。

IMG_0731

雷に打たれるドラ○もんファミリー達に子供達が気を取られているときもありました。
このように子供たちの好奇心を刺激する体験がたくさんありました。

Written by S・N
2015.7.27

 

 

 

 

松園公民館 体験学習会「ゾートロープをつくろう」

 

12月25日(木)、松園公民館で開催された体験学習会に、

「ゾートロープをつくろう」のテーマで参加してきました。

幼稚園~小学校5年生までの計11人が集まり、賑やかながらも熱心に話を聞いてくれました。

 

今回は2時間程度の時間をいただき、以下の構成で進めました。

・ 仮現運動とは?

・ 仮現運動が利用されている物の紹介(テレビ、ゾートロープ等々)

・ ゾートロープを作ってみよう(自分で絵も描いてみよう)

・ アンケート(他に興味のあること、不思議だと思っていることはありますか?)

 

sIMG_2145

 

「仮現運動」とは?

異なる位置の2つの図形を連続で見た時に、脳がその間を補間し、

実際には動いてなくても動いて見えてしまう、この仮の動きを仮現運動と言います。

学習会では以下のような例を挙げました。みなさんにはどのように見えるでしょうか?

 

 

どっちに回る? 瞬く間に向きが変わる!?

( + と × の2枚の画像を切り替えているだけですが、回転しているように知覚されます。)
cross

 

仮現運動は2つの図形の最短距離で現れますが、2つの距離が離れるほど見え辛くなります。

同じ時間・同じ始点と終点でも、間の絵(コマ)の数を増やすほど、

補間される距離は短くなり、自然な動きに見えます。

・2コマ/秒
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・3コマ/秒
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・5コマ/秒
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・9コマ/秒
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仮現運動を体験してもらった後は、全員に自分だけのゾートロープを描いてもらいました。

初めて描くのはパラパラまんがよりも難しいはずですが、

「上手くできた!」という子が多く、喜んでくれていました。

(作品の写真を撮らせてもらえばよかったと後悔しました・・・)

 

最後にアンケートとして、他に気になっていることを教えてもらいましたが、

宇宙、地球、生命の根源的な部分への質問が飛び交い、非常に驚きました。

 

今年から始めたこのテーマも、気がつけばもう4回目の実施になりました。

そして今回は初めて「講義形式」との依頼を受け、慣れない準備に悪戦苦闘。

先輩方から多くのアドバイスをいただき、なんとか流れを作ることができました。

本当にありがとうございました。

 

Witten by dnaka
2014.12.26